写真集『ＭＩＺＵＫＩ』

さていよいよ譜久村聖さんの写真集が発売されましたが、私はまだ購入しておりません。譜久村さんの写真集関連画像を見た時に生じる言い知れぬ不安…それが私に二の足を踏ませているとも言えます。

そもそも私は、アイドルちゃん達はどのような仕事に関わるにしても、その影響力や受け止められ方をある程度理解した上で参画するべきだと考えています。アイドルとしてどのように仕事や場にコミットしていくべきか。そこには自覚的であって欲しいのです。自覚があってこそ、そこに自身が参加する意義を高める努力ができるのだと思っていますから。

翻って譜久村さんの場合、恐らくは彼女は自身が持つ武器…いや「兵器」の威力を真には理解していません。それどころかそれを武力として認識しているかどうかすら疑わしい。フクちゃん写真集につきまとう罪悪感の源泉、それは「本人が了承しているかどうかわからない楽しみ方をしている」という意識であろうかと思われます。

私は彼女たちが作品の完成度を高めるための努力を、その意図した方向性を正面から受け取るヲタでありたかった。誰かと共犯となるのであれば、彼女達と共犯になりたかった。だが今回ばかりは…。本人の意図とは無関係に、ただただそこに存在するもののバリューがあり過ぎる…。この写真集を通じて彼女とわかり合うことはできないかもしれない。だけど私はそれを購入してしまうのでしょう…。

フクちゃんが過剰軍備だとしたら、だーさんは無防備都市宣言…。