えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

モーニング娘。コンサート ミチシゲ☆イレヴンSOUL

例年では春にアルバムが発売されて、春はそのアルバムを主幹としたツアーがあって、秋はそこから少し崩した形となってました。んで、大体セットリスト的な評判って春>秋なんですよね。そのアルバムを活かしたストレートな正解は春でやっちゃうわけだから、どうしても秋は変化球が多くて球威は劣ってしまうと。そういう意味で今回は春ツアーではありますが、前回のツアーがアルバム直後のツアーだったわけで、通常年の秋ツアーに相当する内容だったと思います。つまりはセットリストとしては前回の『カラフルキャラクター』の方が良かったと。特に前回なくて今回はある大きな武器…すなわち「オリコン1位を獲った今のモーニング娘。を象徴する記念すべき1曲」をもっと上手くフィーチャーできていれば逆転の目もあったのですが…。


ただそれはセットリストの問題であって、メンバーの充実度などはまた別です。
新曲『ブレインストーミング』と『君さえ居れば何も要らない』を視聴して、これまでのシングル3曲と比べて共通の変化があると私は感じていたんです。それは「田中・鞘師といったメインボーカル以外のメンバーのパートの増加」です。この変化はもうグループの成長として手放しに喜んでいいものだと私は思っています。そして、こうした成長は今回のコンサート全体にも反映されているように感じました。


具体的に言えば石田、飯窪、佐藤、そして生田の全員曲でのパートや見せ場が増えたと思うのです。もちろんこれまでにも少人数に分かれて歌う曲では彼女たちがフィーチャーされる場面はたくさんあったわけですが、少人数曲はファンに向けたサービスであると同時にメンバーに対する「お試し期間」とか「模擬試験」みたいなものだと私は思ってて、やっぱりモーニング娘。名義で歌う全員曲の中で見せ場を与えられることこそが「本番」だと思うんですよ。少人数曲では自分の魅力をアピールすることが大切だけど、全体曲の中の見せ場は自分がいかにグループに貢献できるかが大切だと。上に挙げたメンバーはそういうところに果敢に挑んでいるように感じました。


特に生田さん。他の面子と比べて目立つ場面は多くはないんです。一箇所だと言ってもいい。でもだからこそその一点に全霊を賭けている様が見て取れるわけですよ。彼女の意気込みとか緊張がすっごくストレートに伝わってくるし、それだけじゃなくて結果に対する感情…すなわり上手くいった時の歓喜や安堵、イマイチだった時の悔しさや羞恥などまでが真っ直ぐ伝わってくるのです。正直そこを見てるとね、愛おしくなっちゃいますね。あんなキャラなのにw



小田ちゃんはデビュー時からパートが多かったので「増えた」という印象はありません。と言うか恐ろしいまでに馴染んでましたね。ただ、それだけに初回のMCで感極まって泣き出したのには「やっぱり初めてのことが多くて緊張もしていたんだなぁ」と胸を打たれましたけど。ただ、泣いてる小田ちゃんの隣でどうしていいかわからずにオロオロしピョンコピョンコ跳ねてる佐藤まーちゃんが面白過ぎてせっかくの感動がどっかに行ってしまいましたけどw でもそうやって最終的に「面白い」に帰結するのって最高のことだと思います。やっぱねぇ、「なんでモーニング娘。のファンをしてるの?」って聞かれた時に「面白いから!」って答えたいもの。





まー あと香音ちゃんの笑顔な!