えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ハロプロ15周年記念ライブ2013冬ビバ!

3日の中野サンプラザで『ビバ!』の方の公演を見て来ました。入場前に既に見た人たちから「イマイチだよ〜」と散々脅されていたせいもあってか、普通に楽しめましたよ。でもイマイチという意見もわかりはします。なんか今回のは「各グループ最新曲」とか、「交換演目」とか、「SATOYAMAコーナー」という具合に、時間帯ごとの意味が明確で「ハイ、この要素は消化しました。じゃ次」という具合になんかアッサリ整然としているんですね。クロスユニットな演目もないためか、ごちゃ混ぜなカオス感が足りない。でもまぁ、昔からハロコンはそんなもんですよね。ソロコンと違ってなかなかどのグループのファンも100%楽しめる内容にはできないものです。クロスユニットの演目が少なかったのは、今年は年末ギリギリまで握手会だのイベントだのやってたから各グループがそろってリハーサルをする時間が取れなかった影響なのかな? もし演目に影響が出ているなら握手会の乱発は止めて欲しいものですが。


でもチャレンジングや要素や15周年ならではの楽しい要素もありました。
まずは地味なことですが背面モニターの充実。夏コンの全面モニターよりはややグレードダウンしてるものの、メインモニターの他に小モニター×8で背面をほぼ全面カバー。夏がやたら豪華だったので見劣りしちゃうんじゃないかと危惧していたのですが、そんなこともなくて良かったです。℃-uteが歌ってる時にメンバー5人をそれぞれのモニターに大写しにしたり、『Help Me!!』のセリフを不気味に映し出す演出だたtり、モニターを活かしたパートも多かったですしね。


次にメンバーが客席通路から登場するサプライズオープニング。これまでもごっちんコンとか℃-uteコンとか、「ファンの純度が高い」とある程度予測できる現場ではこういうことありましたけど、ハロコンとしては意欲的なことです。「近い」というのは単純に高まりますし、お祭り感、特別感もあって盛り上がりました。ちなみに私の席から一番近かったのは生田! その横にフクちゃんもいたのですが、残念ながらずっと後ろ向きでした…orz。


次に15周年ということでハロプロを卒業したOGメンバーがゲスト出演する演目があること。どんな曲でどんなゲストが参加するかは公演ごとに異なり、毎回誰が来るのかとドキドキします。里田→『浮気なハニーパイ』、飯田さん&圭ちゃん→『抱いて! Hold On Me!』、高橋愛→『リゾナントブルー』、小川麻琴→『愛の園』などなど。普段はドリームモーニング娘。の横で現役娘。が添え物扱いされてたりするのを見ると嫌な気分になる私ですけど、こういう風に過去は過去としつつその時代の魅力を振り返る演出なら素直に楽しめます。と言うかレジェンドメンバーの降臨に素直に高まりまくりでしたよ。私が見たのは飯田さんと圭ちゃんだったのですが、まさか2013年に再び『DHOM』を… 飯田さんの「ねぇ笑って」や圭ちゃんのフェイクを聴けるとは! 自分が熱中してた時代のものだからってのもありますが、「英霊召喚→真名解放」って感じヲタ的にも盛り上がりました。個人的にも飯田さんに直接「おめでとう」を言えて大満足。ただこれはこの2人に思い入れがある私だからという部分もあって、この二人が現役時代にファンではなかった最近の人にはそこまでは高まらなかったのかも。逆に里田とか割と最近の人だったらそれはそれで久しぶり感が足りなかった気がしますし、そういう意味では私が見たのが飯田さん・圭ちゃん回で丁度良かったなと。個人的には「ビバ!」と「ブラボー!」で分けるなら片方はもっと懐古色を強くと極端な色分けでも良かった気はしますけどね。まぁOGメンバーのスケジュール調整が難しいか。



そんな感じで楽しめたんですけど、ただその中でもパワーダウンが否めないと思った点が2つ。
一つはサビだけつなげていく構成のメドレーが1曲1曲が短すぎて食い足りないということ。夏の超ロングメドレーが大迫力かつ巧い構成だっただけにここは残念。


あともう一つはその年を象徴する盛り上げ演目がないことでしょう。『めちゃホリ』とか『ここにいるぜぇ!』だとかの年みたいに、その半年の間にハロプロファン全体から広く評価を得たか、あるいは世間にも届いたと言える盛り上げ演目があれば「あぁ、やっぱ今年はこれだよね!」って感じでセットリストの中で決め技として機能するんだけども、今回はいずれのグループもシングル曲としてはそういう曲調のものはありませんでした。そのために『ドッカ〜ン カプリッチオ』が起用されたわけですけど、これはアルバム曲ですからやはり曲の出来としても格としてもやや劣ると言わざるを得ません。娘ファン以外の人には馴染みも薄いでしょうしね。そして最後の締めが『Be Alive』となればまんま娘。の秋コンとまんま同じ終盤構成となってしまうから新鮮さもない(だって道重さんが「次は最後の曲で…」と声のトーンを落とした時に「あ、『Be Alive』だ」って聞く前からわかりましたからねw )。 OPも『Hello!のテーマ』と『All for〜』では新鮮味ないですからね。やっぱ『超HAPPY SONG』は夏コンではベリキューの正規の体制だけで歌って、全体で歌うのはこの冬コンに残しておいた方が良かったんじゃないかな。ただ、見てないけどその点では『ブラボー!』公演は公演名がそれなんで娘。のアルバム曲ながら「Blavo!」がいい感じになったんじゃないかなっと推測します。12日に実際見るんで楽しみです。