えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。


大槻ケンヂがこの1年の良いこと悪いことを振り返っている中で、「良いこと」として『ステーシーズ』の演劇化について触れて下さっている。
オーケンのこのエッセイは手書きです


『ステーシーズ』の舞台は本当に良かった。正直僕はハロプロ関係の演劇で心から良かったと思ったことはあまりない。ファンとしてはもちろん楽しめるんですよ。『江戸ッ娘忠臣蔵』だろうが『熱っちい地球を冷ますんだ!』だろうが、ある種の「ジャンク」としてその時々で十分楽しませてもらっています。だけど演劇としての出来は微妙なものが多かったと思っているんです。それはモーヲタ界隈が絶賛していた『リボンの騎士』を含めて。


そんな中で100%の絶賛を送りたいのがこの『ステーシーズ 少女再殺歌劇』。ステーシーたちのビジュアルを可憐な少女のままで描き、それが醜悪なゾンビであるとういう凄惨な現実とのコントラストを強く浮き彫りにする演出は、原作よりもむしろ私の記憶の中で理想化された『ステーシーズ』に近いもので、原作以上に強く心に響きました。これは少女のイデアを体現するモーニング娘。が関わったからこその出来であったと思っています。


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