えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

モー

更新が少ないとテンションが下がってんのかと思われそうなんですけど、むしろその逆で、娘。に対して憂いがなさ過ぎて書くことがない状態なのです。自分が求めるモーニング娘。の究極の姿というのは、カッコ良いステージと、その裏側での『DVD MAGAZINE vol.45』のような多幸感溢れる日常の表裏一体のセットであって、今がまさに理想的な姿だと思えるのです。


10年前だって「最高!」と思っていました。だけど、そこにはいつか失われることへの切迫感が常にあった。だって当時、15年間続く女性アイドルなんて空前絶後でしたから。「モー娘。は永遠だ」という言葉は、あり得ないことを前提とした願い…つまりは「wish」としてしか成立しなかったと思うのです。ところが今はその頃思い描いた夢さえ超えて、これだけ楽しい日常を継続しているのですから、もうファンとしては過去に対するあらゆる妄執が浄化されて、いっそ成仏してしまいそうな勢いです。いや、死なないけど。週末の握手会だって行くけど。


ツアーに関してもそうで、私が満足してるのは一つには自分の中で今の「新生モーニング娘。」が今までの娘。とちゃんと区切りがついたからでしょう。例えば曲単位では前のツアーの方が良かった部分はもちろんあるんだけど、「新生モーニング娘。」としての純度が高い歌(要するに『One・Two・Three』以降に発表された新譜)を優先して欲しいという気持ちの方が強いから、その願いが叶えられている今のツアーに対しては不満が生まれて来ないんですよ。そしてその願いが叶った上でだったら、逆に過去のどんな曲をやっても抵抗もありませんし。『みかん』だろうと、『恋愛レボリューション21』だろうと、それこそ『モーニングコーヒー』だろうと、今のモーニング娘。がカバーしてくれるならそれはそれで楽しめるような気がします。


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