えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ガキさん卒業を「面白く」して欲しい

定見のない事務所の方針に今さらあれこれ言っても始まらないとは思うのですが、あえて一言言わせてもらえるなら「面白くない」ということです。恐らくはいつも通りのセレモニーといつも通りの情動がそこにはあるのでしょう。そりゃあ、ガキさんモーニング娘。に在籍した長い月日に想いを馳せ、そこで培われた仲間との絆に感動したりはするのでしょう。しかしすべては想定の範囲内。感動はするのでしょうが、ちっとも面白くない。やっぱり私はアイドルには面白いと思える存在であって欲しい。だから卒業を恒例行事の一つとしてただ消化するのではなく、「モーニング娘。ってこんなに面白いんですよ」とアピールできる一つのチャンスとして活用しようと考えて欲しいのです。


例えばですけど、私だったら9期・10期でガキさんのパート争奪戦」を開催しますね。ガキさんはコール&レスポンスやBメロ、ラップなど、多くの特徴的なパートを楽曲中に持っています。それをどうせ誰かが引き継ぐのであれば、その選定自体をエンターテインメントとして見せるのです。誰か一人に全部を集中させるのではなく、あの曲のパートは誰々に、あの曲のラップは誰々に、という具合に分散させて。


これによって「ガキさんの卒業」がファンにとって誰推しかの垣根を越えたグループの全体に関わるイベントとしてより共有しやすくなります。新加入メンバーもフィーチャーできますし、審査員やMCといった役割で6期メンバーの活躍の場もできるでしょう。さらに新メンとガキさんとのより濃厚な直接交流の時間も増えることになります。そして何より、ガキさんというパーソナリティーはこうした一連を実に面白く、楽しく、そしてグループにとって前向きな方向で彩ってくれると思うのです。もう一つ言えばガキさん卒業後の最初の公演に「争奪戦」の結果を披露する場として新たなバリューを付加することもできます。どうですか? こういうのあったら見たくないですか?


増員・卒業はもはやモーニング娘。から切り離せない要素であることは理解しています。しかし、だからと言ってそれを惰性で流すのは運営サイドとしてはよろしくない。卒業当日はいつもの「感動のセレモニーをつつがなく」でもいいので、それまでの日々をメンバーにとってより有意義に、ファンにとってより面白くするための、知恵を出す努力を忘れて欲しくはないのです。というか、何事においても知恵を絞ることこそが一番の「仕事」なのですから。


.