えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。


年末は電車が混雑し、今日も帰りは押し合いへし合い。…「へし合い」? TKです。ほんばんわ。


ジョジョリオン』の1巻が面白いのです。
私は『JOJO』以前から荒木ファンでございまして、当時、早めの中二病を患っていた私は『キン肉マン』や『ドラゴンボール』も大好きだったわけですけど、俺はそれだけのミーハーじゃないぜとばかりに『魔少年ビーティー』にハマったわけですよ。理由なき優越感を抱く困ったお年頃には、「僕は精神的貴族に位置する!」とかいうBT君のセリフがもうビンビン来たわけですよ。その後の『バオー来訪者』も私には大ハマりだったのですが、長期連載には至らず終わってしまいました。『JOJO』が始まった時も、「きっとこれも人気が出ずに2巻ぐらいで終わっちゃうんだろうなぁー。だけど、俺だけはお前の良さをわかってるぜ…」なんて思ってたわけですよ。それが、アナタ。今やすっかり日本を代表する漫画の一つであり、一つの文化潮流を形成したと言っても過言ではない漫画界の金字塔じゃないですか。「この良さは自分にしかわからないんだ」なんて言ってたあの頃の自分にオラオラしてやりたいです。


でも正直に言うと、第6部『ストーンオーシャン』の後半からちょっと冷めておりました。どうもわかりづらいスタンド能力が多くなったのです。能力が把握しづらいということは、戦闘の駆け引きの結果にカタルシスを得にくいということでもあります。第7部の『スティール・ボール・ラン』も同様でしたが、さらに絵柄が変わった要素も加わって、かなり心が離れていたんですね。


だけど! 『ジョジョリオン』は! 面白いなぁぁーー!!


ヒーロー然としていない等身大、かつ日常とちゃんと地続きな愛嬌のある現代的なキャラクターが活躍していて、なんだか『JOJO』以前のテイストも感じます。もちろんそれでいてちゃんと『JOJO』。変わった絵柄も、『SBR』の広々としたアメリカの平地を背景とするよりも、描き込まれた日本の街並みの中での方がいい具合に落ち着くようです。あと1巻は『SAW』的な閉鎖状況、限定条件での物語を描いているので、物語の密度・内圧が高い! やっぱ『SBR』は物語を面白くしそうな限定条件はたくさんあったのに舞台が広々とし過ぎていたのも私の好みに合わなかったのかも(どんどん広くなっていく彼岸島とかもそうだけど…)


とまぁ、自分の中に『JOJO』熱が戻って来て喜んでいるのであります。
で、今年戻って来たもう一つの熱と言えばやっぱりモーニング娘。なわけですよ。


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