えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『パラノーマルアクティビティ3』

『パラノーマルアクティビティ3』を見ました。『ブレアウィッチプロジェクト』以降に少し流行ったフェイク・ドキュメンタリーもののホラーで、第一作は「こんな低予算で全米でこんなに売れた!」というのがウリの一つでした。まぁ、そもそもシリーズ共通のコンセプトとして「ある家の怪奇現象を解明するために家に設置されたビデオカメラの映像」という体裁なので、予算など確かにかかりようもありませんわな。


『PA1』の時は都内でサンシャインシネマシティでしか見れなかったような記憶があります。サンシャインシネマシティはメジャーな作品もかけているんだけど、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』とか劇場版の『蒼穹のファフナー』とか都内でそこでしかやってないマイナーな作品もかける映画館なんですよ。それが今回の『PA3』では新宿ピカデリーで興業がかかっているんだから、この数年の間にパラノーマルさんは随分と出世されたわけですな。私が停滞している間もパラノーマルさんは頑張ってたわけで頭が下がる想いでいっぱいです。


とまぁ私が思わず卑屈になってしまうパラノーマルさんですが今回も内容は良い意味で変わり映えせず。例えて言うなら絶妙のヤスススレに飛ばされた時のやられた感と申しましょうか。バーボンだと思って踏んだらやっぱりバーボンだった時の充足感と申しましょうか。「また騙されたー!(><)」とか、物語を放り出されて無音のクレジットロールに磔けにされる感覚を自虐的に楽しめる人にはオススメです。



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帰りの電車で桜庭一樹の『ファミリーポートレイト』を読み進める。残り70Pぐらいのところで駅に着いたんだけど、この作品の気配を自宅に持ち込みたくなかったので、駅前のマクドナルドに寄って読み終わってから帰宅。不思議と小説には自宅で読みたい作品と自宅では読みたくない作品があるのです。