スマイレージ・前田憂佳卒業

スマイレージから前田憂佳さんが卒業することが発表されました。

スマイレージは最近のハロプロとしては珍しく、確固たるグループのイメージが確立されており、さらに「日本一スカートの短いアイドルグループ」というシンプルな押し出しで、ハロプロの外にもそのイメージを浸透させることに成功していたと思います。

ところが、元々４人だったスマイレージに新メンバー４人が増員され、その後、小川紗季、前田憂佳とオリジナルメンバーが続いて脱退することとなりました。どういった経緯で決まった卒業だったのか、気にならないと言えば嘘になりますが、それよりも気になるのは今後のこと。正直、これからスマイレージがどれだけ活動をしても、こうしたメンバー変遷による「わかりづらさ」は払拭できないでしょうし、また以前よりも強固なグループのイメージを築くことができるとは思えないのです。メンバーとファンの間ですら、共通のグループ像を持つことは難しいでしょう。

率直に言うと、事務所がゴチャゴチャと手を入れた結果、スマイレージはステイタスも将来性も喪失したのだと思っています。失策だったのです。だとすれば、そのような場所と名前に現在のメンバー…特に新規採用の４人を縛りつけておくのは酷なことなのではないでしょうか。「自分たちが知っているスマイレージを失ったのだ」と感じていることをお互いに察し合いながらでは、パフォーマンスする方も、応援する方も、結局辛い時間をいたずらに過ごすだけだと思うんです。

「君子は豹変す」とも言います。間違ってしまった時には、現状に固執せずに大胆に舵を取ることもまた必要かと思われます。