えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

新垣里沙&譜久村聖のバースデーイベント

お日曜日はFCイベント「新垣里沙譜久村聖バースデーイベント」に参加して来ました。ヲタ友がチケット余らせてたのを有難く引き取らせて頂いたんですけど、これって同行者もFC会員じゃないといけないんですね。それに気付いて、木曜日に慌てて109-2の地下にあるハロプロショップで入会しました。 
必 死 だ な w
(ところで渋谷ハロプロショップの店員のお姉さんて、やっぱ友達には「え、仕事ぉ? 109でショップの店員してるの〜」って言ってたりするんですかね)


会場は京成線青砥駅のかつしかシンフォニーホール。 …どこ?
東京駅→秋葉原→浅草橋→押上→青砥と何度も乗り換えが必要な辺鄙な地です。しかしハロヲタやってると都内の小〜中規模ホールに詳しくなりますね。ってかFCもよくこんな会場みつけてきたな。いつか家から1分の武蔵小金井文化ホールにも来て下さい。




さて。イベントは10月22日生まれのガキさんこと新垣さんと、10月30日生まれのフクちゃんこと譜久村さんのバースデーイベントという名目で、10月にちなんで「2人に10個のサプライズが用意されてます!」というテイになってました。そのうち一つが客席が一斉に掲げるペーパーフラワーで、入場の時に渡されたんですけど、開演前にそれを広げて準備をしている時は、本当に幼稚園の「お誕生日会」の準備をさせられているような微妙な気持ちにななったものです。「大丈夫かいな…」と多少不安でしたが、客席参加は冒頭のそれぐらいで、あとはテーブルの下から幽霊コスプレのスタッフが飛び出すとか、変顔写メを公開されるとか、おめでとうメールの朗読だとか、まぁ、たわいもないと言えばたわいのないサプライズで、それが変にイベントの雰囲気を阻害することもなく、普通にステージイベントを楽しむことができました。そもそも昼・夜の2回公演ですからね。内容は変えているとは言え、大体どんなサプライズがあるのかは2人も了承してるし、基本的にはサプライズはただの口実の、ゆる〜く楽しめるイベントでした。ちなみに2人の衣装は上はイベント限定の黒いTシャツで、下はミニのフリルスカートor短パンという感じです。


歌披露のセットリストは
『初めてのハッピーバースデー』(2人)
『BE HAPPY! 恋のやじろべえ』(譜久村)
『秋麗』(新垣)
『1から10まで愛してほしい』(2人)


BE HAPPY! 恋のやじろべえ』を見たのは本当に久しぶりだけど、今でもサビのフリ付けは体が覚えていました(笑)。これに関してはもうフクちゃんが可愛いの一言に尽きますね。ガキさんの『秋麗』はカッコイイ系の曲。ダンスもクール系です。2人で選曲したそうですが、ガキさんには高橋愛が卒業したことで欠損する成分を補おうという意気込みが当然あるのでしょう。フクちゃんとの対比のせいでもありますが、あのガキさんがちゃんと一人の女性として「カッコイイお姉さん」に見えるのが感慨深いものがありました。あの、昭和リアクション・素っ頓狂娘のガキさんが。もちろんイベントの他のパートでは相変わらずの"ガキさん"なんですけど。


『1から10まで愛してほしい』はサビの「大〜好きな ア・ナ・タ・とぉ〜」の「ア・ナ・タ」の部分で客席を指さすフクちゃんの破壊力が高過ぎて、あんなのの指差し正面をくらったら脳細胞が破壊されて、楽曲大賞系イベントで今後永遠にこの曲を1位に投票してしまうことになりそうです。


で、イベント後半でサプライズゲストとして10期メンバー工藤遥が登場。彼女は昼公演でもVTR登場→本人も出演という流れで登場していたそうですが、2回目なので普通に登場です。


どのタイミングだったか失念しましたけど、遅れて生田も登場。イベントTシャツを着て、ガキさんとフクちゃんのウチワを持って、サインして下さい〜って言いながらエヘラエヘラ笑って現れました。生田は午前中に『おはスタ』イベントがあったらしく、夜だけの登場です。楽しそうにガキさんにからむのですが、さっそくウザがられておりました。


その後、生田はステージ上でおもむろにTシャツを脱いだと思ったら、その下にピンクのフクちゃんTシャツを着用しており、さらにそれを脱ぐと中に黄緑のガキさんTシャツを着ているという…。それにしても一応仮にもアイドルが壇上で脱いでいるというのに、「ヒュ〜」みたいな反応が客席側に全然なくて、メンバー・客席を含めて
「またアホなことやりだしたよ、この子は…」
という失笑リアクションだったのがある意味すごいというか何というか…。だって加入してまださほど日が経ってないのに、もうすっかりアホアホキャラが浸透しきっているじゃないですか。あの"アホの子"亀井だってアホキャラが浸透したのは加入して1年以上経ってからだったことを考えれば、すごいキャラクター訴求力ですよねぇ。


脱いだピンクのTシャツは工藤に渡り、工藤はこれを着用。客席にも溢れるピンクと黄緑のメンバーTシャツを2人が着たことで「なんかお客さんが勝手にステージに上がって来て混ざってるみたい(ガキさん)」とのこと。確かに。生田とか完全に舞い上がったファンのテンションでしかないから、なおさらです。ちなみに小柄で短パンの工藤はフリーサイズのTシャツを着たことによって、Tシャツの裾から即生足という「下着の上にTシャツ1枚だけ」状態に見えていたわけですが、そのことが気になり続けたロリコン紳士はシアターGロッソで僕と握手!



そんな工藤からのサプライズでフクちゃんのお母さんからの手紙が朗読されます。


本当は勉強も頑張って欲しいけど、夢を叶えて充実した毎日を過ごす姿を嬉しく思っていること。忙しくて睡眠時間が短いので、つい「早くお風呂に入りなさい」とか「早く寝なさい」とガミガミ言ってしまう。だけど、それは聖の体が心配だからなんだということ。


フクちゃんのお母様からの
愛情と心配が入り混じった温かいお手紙に…号泣。 生田が。 お前がかい!



あとお母様からの手紙で印象に残ったのはフクちゃんが持ち物に「●●さん」と他人の名前を書いており、お母様が何かと聞くとそれはファンの人からのプレゼントで、くれた人の名前を書いているのだというエピソード。「お母さんはどうかと思うけど、聖らしいと思った」と書かれている通り、私も大人として多少心配になる。

名前を書いてくれるんだとわかると認知して欲しいというファンのエゴが押し寄せることになるし、人と物を分離する割り切りはある程度必要だと思う。また、ファン間のプレゼント合戦を煽ることになるし、プレゼントをくれるファンと普通のファンに格差を設けることにもなる。また一人の女性として、異性から物をもらうことに慣れ過ぎても良くないと思う。大人の良識として、知恵として、経験則として、それをどうかと思うお母様の意見には大いに賛成ではある。

だけど、それはそれとして、


「誰かからもらったものに、誰からもらったものかわかるように
その人の名前を書いておこう」


という、その行為の根底にあるフクちゃんの心根はなんと清らかなことでしょう。そこに「知恵」という判断材料が混ざってない分、一層際立つその幼さと表裏一体の純粋さ。改めて彼女には、この綺麗な心のままでいて欲しいと願わずにはいられないエピソードでした。
現世に奇蹟を願うのはもう止めたはずなんだけど。



そして次は道重さんからの手紙を生田が朗読。
(この感動的な流れなのに)「生田が読むのぉ〜!」
というガキさんのリアクションはごもっとも(笑)。


また要所要所で生田がさゆの口調を真似て読むもんだから、ちょっと面白い感じになっちゃってるというか…。それでも道重さんらしい、リーダーに就任したガキさんを気遣う内容に、やはりガキさんはもちろん、フクちゃんや工藤までホロリと涙を流しておりました。


そんなこんなでアットホームな雰囲気のまま、イベントは終了。帰りに握手があったんですけど、握手素人の私にはあんな高速握手では「ありがとうございました」の一言を伝えるのが精一杯です。そこは最初から割り切って、その一言に心を込めることに専念しようとしたのですが、2人の可愛いらしさに放心してしまい、心を込めることもできませんでした。


でも10年以上ガキさんを見続けて初めて握手したんだよなぁ。


初めて零距離で見る彼女はキラキラと輝いていました。
彼女の手は柔らかかった。
そして何より小さかった。


「この小さな手が、あんなに大きなものを支えてるのだ…」


せわしない高速握手の後に、改めて私の胸にせり上がって来たのはそんな感慨でした。自分以外の誰かのために、自分ができること以上のことを背負う人への敬意…。そして、そんな彼女に少なからずモーニング娘。への気持ちを支えられてきたことへの感謝の気持ちでした。会場から駅へと向かう道中で、握手の時には込められなかった分まで、胸の中で何度もつぶやきました。


ありがとうと。



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