えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

偉大なるマンネリ

今年もAKB48はじゃんけん選抜大会をするそうですね。去年、AKB48の「選抜じゃんけん大会」があった時は、「ガチの選抜総選挙がある一方で、じゃんけん大会みたいなガス抜き企画も恒例になれば」と思ってました。ただ、あくまでも「類似した何か」をやればいいとは思ってたけど、まさかそのまんまじゃんけん大会を再び開催するとは予想外でした。「新しいことをしなきゃ!」って強迫観念にかられているわけではなかったんですね。あるいはこれもテッペンをとった側の余裕の表れと見るべきか。


春に桜ソング→明るいサマーソング→総選挙シングル→じゃんけん選抜シングル→年末アジテーションソングという風に年間の活動フォーマットを構築して何年も続けて行けるなら、アイドルとしては画期的かもかもしれません。同じことを繰り返すと飽きるとか、マンネリとか言う人がいますけど、基本フォーマットが優れてさえいれば、人はそうそう飽きないし、離れていかないものです。それこそスーパー戦隊ガンダムシリーズは30年以上も続いているわけで。むしろファンが離脱するのは単純にクォリティが下がった時のように思います。


だけどアイドル業界はそのクォリティーコントロールこそ難しい。楽曲的にも人材的にも。まぁ曲の方は選定の母数を増やせば質の低下はある程度は防げるでしょうけど、人材の方はどれだけ応募者が増えてもそこに有望な子が入ってくるかは時の運に左右される面が大きいように思います。また、こと資材が生きた人間となれば、有望な志願者が優秀な人材に順当に成長するかどうかも不確定。思春期に不可避な成長や恋愛といったファクターがネガティブに作用しかねないとなればなおさらです。また既に在籍している人員のモチベーションの維持といった問題もあるし。ここんとこ頻発しているプリクラ流出騒ぎなんかもそうした人材管理の難しさの一環として見ています。もっともグループ加入以後の交際ならともかく(また飲酒・喫煙発覚なんてなおさら論外ですが)、加入以前の彼氏とのツーショットプリクラ流出なんかで非難されるのはさすがに同情を禁じ得ませんが。かといってそういった騒動が起きた後の握手会で騒動を起こしたメンバーの列に閑古鳥が鳴くと言うのもわからない話ではありません。流出を非難し、悲観に暮れるわけではないにしろ、何を話したものか腰が引けるでしょうからね。