ライトノベル
アイドルのダンスの良さとの指標というのは、ダンサーとしての技術とはまた別に、「これなら自分にもできそうだ」とか「真似してみたい」と思わせるところにある。と、思っていたりします。
同様にライトノベルというものの評価の指標の一つは「これなら自分でも書ける」と思わせてくれるところにあるのかもしれません。
しかし一流のアイドルの所作が余人には代え難いのと同様に、一定以上に売れているライトノベルの文章というものは「オレでも書けそう」と思わせておいて、やはりそうではないものだったりします。
売れているライトノベルを読んで「こんなものオレでも書けるよ」そう言っている人たちは、実はライトノベルとしての文章の魅力を最もまっすぐ受け取っているのかもしれません。