えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

文化継承

AKB48が『紅白』→『CDTVライブ』→元旦の生放送とまさに「国民的アイドル」の王道コースを辿る。『紅白歌合戦』でも他の歌手のバックで踊ってたり、アニソンコーナーで声優さんと一緒にコスプレして歌ったり、番組を盛り上げるべくアチコチに活躍していました。おそらくは出演者の誰よりもスケジュールが詰まっているだろうに。


こういう、「アーティスト」様がやりづらいベタなことを真っ正面から(しかもめちゃハードなのに笑顔で)できるアイドルって、素晴らしい存在だと私は思うんですよね。マッチや聖子ちゃんの時代から変わらない、お茶の間で楽しめるアイドルの姿。かつてモーニング娘。が演じた「いつものお正月の風景」。アイドル政権交代なんで言われましたが、政権を継いだ者の義務として、そういった一つの文化様式を今のAKB48は途絶えさせることなくきちんと受け継いでいるなと。


しかも受け継ぎ先端を走る者が、様式美に固まることなく、常に新しい挑戦を模索してその時代と勝負している。それはすごく健全な文化の形だなと思うわけです。ホント、「伝統」へと硬直化してしまったジャンルこそ、サブ・カルチャーと呼ばれるべきだと思うんですけどね。