えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

明治神宮:その2


絵馬を見るのが好きでして。
誰かの幸せを願ってる誰か。


幼い子が拙い文字で



「ババが長生きしますように
ピアノがうまくなりますように」


などと書いているのも可愛らしいし、



「つぐみちゃんが幸せになれますように
 干し柿がうまくできますように」


とか、「えー、つぐみちゃん 干し柿と同列!?」と
天然で笑わせてくれるのもあったり。



外国からの観光客も多い場所だけに
英語、フランス語、アラブ系らしき文字にハングルなど
さまざまな言葉で書かれています。


恐らくは自分の宗教を持ち、
宗教による戦争も経験した国から訪れたかもしれない人達が、
日本的な宗教への大らかさをしばし受け入れて
ここを訪れ、異教の形式で願いを書いている。


人が人智の及ばぬ何かに誰かの幸せを祈る際の、
この世界に対する諦観と謙虚さ


それこそが宗派や教義を超えて
宗教が人を幸せにし得る要素なのかもしれないと思わせてくれます。




そんな絵馬を見て、私も『LO』の表紙画像集を見つめるような
敬虔な気持ちになったのでした。