『輝く夜』 (百田尚樹:講談社文庫)
特攻隊を題材とした『永遠の0』から打って変って
クリスマスの夜を舞台にした短編集で、
すべて 辛い思いをしてきた女性が報われる話。
各話の冒頭でヒロインがいかに不幸かがせつせつと語られてる所には、
「さぁ! これからこの子を幸せにしますよ!」
という作者の意気込みすら感じます(w
筋立てに意外性はないけど、意外性なんて求めてないねん。
知れ切った幸せの結末を迎えて欲しいねん。
といわけで頑張ってる女性にオススメ!
まっすぐな筋立ての話だからこそ、語り手の力量が露わになる。
多分、この人の作品には外れはないのだろう。
次は『ボックス!』を読んでみようっと。