えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ももいろクローバー『フェスももinう・み・の・ひ〜♪』


■概要
ももいろクローバーによるコンサートイベント『フェスももinう・み・の・ひ〜♪』に参加して来ました。会場は川口の「SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ」。私の家からだと

武蔵小金井→新宿→赤羽→川口→バス→徒歩

という場所で、割と遠いと言うか、行くのが面倒な場所でした(´・ω・`)
料金は1800円で会場キャパは300人前後。そこそこ傾斜はあったので後ろの方でもステージは見やすかったです。


■客層
客の主体はもちろんアイドルオタクなんですが、まだまだメジャーとは言えないぐらいなのにそこそこの割合で若い女性客もいました。バス停から一緒で私が話してた17歳の子の場合、『MUSIC JAPAN』を見て存在を知り、その後はニコニコ動画で追ってたらしいです。ネットとAKBの隆盛がアイドルイベントに参加することのハードルを下げているのかもしれません。


■応援スタイル
オタの応援スタイルとしては2003年ぐらいのハロプロに近い印象を受けました。名前を絶叫する人多し。また、楽曲中はソロパートの合間に名前を叫んだり、ネームエントリー型PPPHが多用されてました。O.A.D.タイミングでは「うりゃオイ!うりゃオイ!」の声もたくさん聞かれましたが、これは実際に体を動かしている人はおらず、ボイスオンリーでした。熊手サイリウム、高輝度サイリウムはほとんどなし。mixは「れに!かなこ!あかり!しおり!あやか!ももか!ももいろクローバー!」というグループに合わせたオリジナルのもの。サイバーだのファイバーだの意味不明なことを叫ぶよりは良いと思います。会場が狭い分、煮詰まった感があって、声援・合いの手はかなりうるさい部類だと思います。私にはちょっと過剰でした。


■本編
ステージが始まったと思ったら、イントロSEが『ガンダムSEED』の提供バックのBGM(w あのチャ〜ラ〜ララ〜ラ〜♪ってヤツね。なぜここでこの曲…と思ってたら、1曲目が『ガンダムSEED』のOPの『BELIEVE』でした。いきなりカバーかよ! なんか間奏にオリジナルっぽいRAPが入ってたから持ち歌なのかな? 以降のセットリストは知らない曲がほとんどだったのでここでは割愛します。ただ『怪盗少女』と『全力少女』は2回歌ってたので、まだちゃんとしたコンサートをするには曲数不足なんでしょうね。私は『怪盗少女』が好きなので、2回聴けて嬉しかったですけど。あと『走れ!』のサビのフリが想像してた通りで楽しかった。まぁ、アレ以外にないよね。


私は残念ながら表情が見えるほどステージに近い席ではありませんでした(小会場でモニターもないし)。だからダンス主体に見てたんですけど、みんな上手くて、いかにも一生懸命で、大きな穴は感じませんでした。


自己紹介MCが『MUSIC JAPAN』のまんまだった。TVで見ると「イイ〜ッ」ってなったけど、ファンの前でお約束としてやる分には楽しい(^^)。一応私も「プニップニー!」とか叫んできました。



■ゲームコーナー
途中にちょっとしたゲームコーナーがあって、メンバーが参加する客を適当に座席番号を言って指名するんだけど、高城れにが言った番号に座ってたのが高城れにのお母さんだったというミラクルが。もちろんステージは大盛り上がり。高城れに本人も「遺伝子ってすごい…」とよくわからない感心の仕方をしていました。あと「今、ケンカしてるから気まずい…」なんて言ってたんですけど、最終的には強制参加。終わった後、「お母さん、ゴメンね」とケンカのことを謝るというちょっとイイ話な一場面も。良かったねーって、なんだこれ(w まぁ、ケンカしててもこうやって娘の晴れ舞台を見に来てるんだからいいお母さんじゃないですか。


■メンバー
その、高城れにさんですが、下の子からは「高城さん」て呼ばれてるんだけど、なんか、その、「さん付けだけど微妙にバカにしてる感」が漂ってた(^^;) ホラ、なんて言うのか「できない先輩」っているじゃないですか。陰湿な感じじゃなくて、雰囲気を和らげるっていうか、むしろそういう「できない先輩」がいるからこそ部活がうまく回るっての。MCで他のメンバーからやたらとトリに回されるところとかも含めて、そういう役回りなんだろうなと。℃-uteで言うところの梅田さんとか近い感じかなぁ。



生物は必要な能力しか進化しないと言いますが、佐々木彩夏さんはどういう必要があってあんなに女子力が発達したんでしょうね? 「ももクロのアイドル」が彼女のキャッチコピーなんだけど、確かにアイドル力が凄い。それも松浦亜弥みたいな「会場での空間支配能力」とか「ステージからの人心掌握術」という意味の本業アイドル力とはちょっと違って、もうちょっと身近な「クラスのアイドル」という感じ。多分、共学だったらクラスの男子恋心占有率は85%を超えてると思う。しかもヤンキー君からオタク君までインターカテゴリーで。愛され体質がハンパないわ。しかもこれが現在14歳の最年少ってんだから驚き。あと数年はピークで戦えるわけか。


しかも『走れ!』て気に入ってたパートがこの子のボ−カルだった。ボーカリストとしてもかなり好みだわ。



センターの百田夏菜子は4番スラッガーとして申し分のない働き。やっぱトップエースに攻撃力があるとどんなフォーメーションも活きてきます。他のメンバー早見あかりはクールビューティーとして、玉井詩織は「みんなの妹」ポジションとして、有安杏果は矢口的なミッドフィルダー兼ムードメーカーとして求められる役割を十全に果たしています。私はメンバーの役割が、実際の性格はどうあれ、まずはビジュアルイメージとの祖語なく、しっかり打ち出されているグループが好きなので、そういう意味で、ももいろクローバーはグループ全体を好きになるのに十分な魅力を発していると感じました。



■雑感
演目終了後は出口のところでメンバーとハイタッチして退出。一瞬だったので特に感想はなし。それまでお互いにまったくももクロの話なんかしたことなかったのに、会場でバッタリ出会った職場の同僚と駅そばのさくら水産で飯を食って帰りました。


曲数とか、ゲームコーナーとか、客席へのサインボール投げとか、アットホームな仕切りとか、グループのメジャー度が高まるにつれて変えないといけないであろう部分はあるし(まぁ、水樹奈々は西部ドームでもサインボール投げやってますが!)、実際に今もいろいろと模索中ではあるんでしょうけど、少なくとも現状ではイベントとして申し分のない内容であったと思います。ももクロちゃんの魅力もかなり伝わったし、彼女たち自身も充実してて楽しそうでした。