2010-05-18 読了 『東京島』 (桐野夏男:新潮文庫) 『彼岸島』だとか『自殺島』だとかの最近の「島もの」とからめた長文の感想を書いてたのですが、PCの電源が落ちてパー。もう書く気が起きない…。 『蠅の王』とかと同じ無人島漂着・閉鎖社会サバイバルものなんだけど、特殊なのは31人の男に女が一人という人員構成。しかも「これほど男に焦がれられた女が世界に何人いるだろう」という女の独白から始まるというのが斬新。求められ、奪い合われる性としての女性の視点から物語は始まりを迎える。 ちなみに今夏の映画化が決定している。