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http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100124/dst1001240737002-n1.htm
ご冥福をお祈り申し上げます。
この世界は根本的には理不尽で。
「意味」や「社会性」、「倫理」や「物語」といったものは、
その理不尽の中で人が捨て鉢にならないための
ほんのささやかな抵抗でしかない。
それでいくらか確率は減らせても、
圧倒的な理不尽は時として不可避に現出する。
ごっちんの心中を想うと本当に胸が痛い。
悪魔が織ったタペストリーのように、
すべての事象が、すべての流れが、すべての過去が、
彼女の心を砕くために仕組まれているかのようにしか思えない。
何から何まで。
それでも…
「それでも」
とはもう言えないかもしれない。
それほど、悲痛なことだ。
それでも
「それでも人生は美しい」と
彼女が思うことができる日は来るのだろうか。