えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

下降気流

FC通販で申し込んでいたAKBの劇場公演曲のアルバムが届いたので聴きました。
チームA『恋愛禁止条例』
チームK『逆上がり』
チームB『アイドルの夜明け

ざっと聴いて思ったのは、シングル収録曲がああだから、ハロプロは楽曲面で随分差をつけられているような印象を受けてたし、同じように思ってるハロヲタも多いでしょうけど、それはそう思わされていたということ。「隣の芝生」が青く見えていたというのもあるけど、カップリングも含めてシングル収録曲は楽曲群の中で特別に突出したもので、それ以外の楽曲の層はさほど厚くない。逆に言うと、それだけこれまでの「楽曲面ではAKB」という印象を創出するイメージ戦略が見事だった、とも。
(まぁ、その間実際ハロの楽曲が低調だったってのもあるけど)



秋元は「大勢の作曲陣が作曲した曲の中から良いのを選んでる」なんて豪語してたけど、結局「システム」では音楽のクオリティは維持できないってことかな。ぶっちゃけ『大声ダイアモンド』以降の全てのシングル曲の作曲・編曲を手掛けてる井上ヨシマサが調子を落とすか離脱するだけで、現状の楽曲面での評判が簡単に覆ることだってあり得るわ。
(特に今なんか組替え公演用に新規曲が大量にいる時期だから、次のシングル曲のクオリティはもしかするかも)


もちろん『逆上がり』『ひこうき雲』『長い光』など良曲がないわけじゃない。それ以外は大きく分けると


1・恋愛ソング
2・アイドル賛歌、「我らAKB軍」的自己言及歌
3・友人の死とか亡命ロシア人とか歌った唐突な曲
4・糞以下曲 

と大きく4種。いずれも既存のジャンルをなぞってて安定した出来に落ち着いてはいるけど、音楽的に面白い曲は少ない印象。というか割とストレートに80年代アイドルソングで、後期dreamの『Boy Meets Girl』とかSweetsの『Keep on Move'n』のようなダンスナンバーとしての洗練はないし、ハロプロ河野伸楽曲のような楽曲派が好きそうな曲もない。なんか今日的ではないんだよね。多分「渡り廊下走り隊」ってあのネーミングもネタじゃなくて素だわ。


あと私は『しょがない夢追い人』はこの20年聴いたあらゆるジャンルの曲の中で最下位だと思ってたけど、それより下が2曲もあったわ。 「AKBのメンバーは嫌いじゃないけど秋元臭がなぁ」って思って一歩踏み出せないハロヲタは多いだろうけど、多分アナタが思っている以上に秋元臭はキツいよ。例えば『女子高生はやめられない』はこんな感じ。



制服を着ていりゃ 勝ちゲーム
ハナノシタ男たち 一発ノックアウト!
Teenage Teenage Teenage
売り手市場

女子高生はやめられない
この世はバラ色
Everybody!
思い通りになっちゃうの
チヤホヤチヤホヤ 若さは導火線
WOW WOW WOW


これをよりによってまゆゆがいるチームBに歌わせてるんだから「ホント死ねばいいのに」と思いますよね。正直、この曲聴いて、AKBへのテンションがまだ3人ぐらいしか名前知らなかった頃のレベルまで後退しましたわ。こういうのを『大声』以降シングル曲に持ってきてない所を見ると一応何がウケてるのかは把握しているようだけど、これがどんな腐臭を放ってるのかは理解してないみたいだから、表にもいつ顔を出すかわからない。ある意味内部に爆弾を抱えてるようなものです。AKBの一番の敵はハロプロじゃなくて秋元の人間性ですよ。



座って見られるとか、近いとか、音響環境が良いとか、ヲタ芸に邪魔されないとかいった環境面の差を無視すれば、少なくともシングル曲をやらない劇場公演と比べれば、モーニング娘。の方がずっと質の高いコンサートをやってると言えると思います。 今ハロプロがやってることが間違ってるわけではないと再確認できました。



というわけで土曜日・昼公演の中野サンプラザでの娘。コン昼公演のチケを取りました! 終わった後に18:30ぐらいからカラオケでもして、そのあとは夜公演を見終わった人と21時ぐらいに合流してお食事でもしようかと予定。今のところハロプロ界一の紳士電脳丸さんが参加予定。久しぶりにオフ会的なもので、よかったらご一緒にどうでしょう。初めての方も遠慮なくご連絡を。
DQG02411@nifty.ne.jp