えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

続・あ〜ちゃん発言

引き続きPerfumeロキノンインタビューについてなんですけども、コメント欄で教えて頂いた
http://ameblo.jp/honnorimakoto/entry-10285818514.html
こちらで原文を読ませて頂きました。


原文を読んでも音楽に関する部分では私の感想はさほど変わらないんですが、一か所


−昔のアイドルっぽいかわいらしい曲を求めるファンがいるとしたら、それについてはどうですか。


あ:好き嫌いがあるのはもちろんあると思いますし、だから離れてってる人もいっぱいいると思います。でも、増えていってくれてる人もたくさんいるし、それがいいっていってくれる人もいっぱいいるから、全然何も思わないですね


ここの部分に関しては、質問と回答の間に実際はかしゆかの長い、現状を丁寧に語った言葉があって、コレだけ切り出して見るよりは原文を読んだ方がずっとマイルドな印象になりました。


<本筋からはそれるんですが>
ただ、やっぱ、もしも私がパフュの事務所の人間だったら、いらぬ角は立たないように「何も思わない」じゃなくてせめて「仕方がない」とか、もっと言えば「今まで応援してくださったことには感謝〜〜」の赤(=修正)を入れると思いますね。あ〜ちゃんだって実際に感謝の気持ちが0ってこたぁないでしょうし。


出版業界では「事務所/版権元/メーカーからの修正」ってさも悪者のように言われるんです。そりゃ私だって、記事を作ってて、赤をバンバン入れられて「面倒臭いなぁ」って思うことも多いですよ。本人の発言の部分だけじゃなく記事の地の文に修正を入れるのとか、校了日を過ぎてから返事されるのとか率直に言ってムカつきますし。ただ、タレントの発言に関しては、全面的に事務所に修正の権利があるとも思っています。一つのタレント(商品)イメージを多くのスタッフが力を合わせて作り上げてるわけですからね。「本人が言ったからいいじゃないか」って問題じゃない。修正ってのは、そのみんなで作りあげたイメージを守るための作業なわけですから。時には言葉が足りないタレントをタレント自身の発言から守るために必要な時だってあります。そこは心から尊重してます。


もちろん、タレントの発言をガチガチに縛り過ぎるのはそれはそれで問題ですし、タレント自身と事務所の言うことが真っ向から対立した時に、全面的に事務所の言いようを受け入れてしまうのも問題ですけど(そこは許されるラインで本音の部分をいかに行間に滲ませるかっていう書く側の職能の問題でもあるわけで)。なんでもぶっちゃければいい、ぶっちゃけたものことが「本音」であり「正解」とするのは、それはそれで情緒がないし、またメディアに「協力して世にお届けする側」って意識が足りないんじゃないかなとも思うわけです。



あーだから私は「事務所にチェックさせない」ってロキノンの姿勢が好きくないんだな。もちろんロキノンには「ウチはタレントとしてじゃなく、アーティストとして扱ってるんだから」という前提があるんでしょうけど、でも私はどんなアーティストだって見えない誰かとの共同作業でできてると思ってるし、バックメンバーの意向を排除して発生する「純度」にはさほど比重を置いてないんで。そのへんは曖昧さの中に情緒を見る日本人的感性と申しましょうかね。
(や、全体的に買いもせずに言及しててそもそも申し訳ない話なんですが)



程度によりますね。たとえば雑誌で見かけたハロプロメンバーの新曲への感想がそろいもそろって紋切型の大絶賛だったりしたら、それはそれで鼻白む面もあるわけで…。なかなか難しいです(主に感情面で)。