えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。


今日は大三国志展を見に東京富士美術館に行って来ました。日曜日ということもあって、けっこうな賑わいでしたよ。ちなみに東京富士美術館創価大学の隣にあって、美術館にもかなり出資してるらしく「池田先生と中国友好の歴史」みたいなパネルも見せられたり。まぁ、妙な色がついてたのはそこだけでしたけど。


常設展示の方では西洋美術を14世紀から現代までをザックリ見ることができたのですが、その流れを見ていて、やっぱ印象派が台頭してきた頃は、カッチリ描いて欲しい雇い主が肖像画画家を雇う時に精査が厳しくなったりしたのかなぁとか思いました。
「君、写実派だよね? マジ 印象派じゃないよね? 」
ってな感じで。


あと印象に残ったのはモネの「海辺の船」で、全体にこの画像よりもずっと「淡い」「明るい」という印象を受けるんですけど、けっこうな比率で中心物として真っ黒に船が描かれてるんですよ。中央近くにこれだけ黒い要素がドッカリ腰を下ろしておいるのに、全体の印象が「淡い」ってのがどういう技法の積み重ねで構成されているのかよくわからなくて、首をひねりながら見入ってしまいました。なんだか塩漬けで保存されてた魚の塩をすっかり殺して、まるで獲れたてのような瑞々しい料理を仕上げてみせる天才料理人のよう。



大三国志展の方は、出土品や関連美術品などを中心に展示されていました。音声ガイドで三国志の歴史をなぞりながらマッタリと。NHKの人形劇の人形とか三国伝のプラモデルたちも飾られていましたよ。