えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ゲキレンジャー最終回


・子供向け番組のヒーローは明るくなくてはいけない。
・だけどそれが能天気に見えてしまうとドラマが盛り上がらない。

一年を通してその二律背反と向かい合ってきた作品であったように思います。主人公のジャンは森の中で育った天真爛漫な野生児で、獣拳使いとして高い資質と身体能力を持つという、『ドラゴンボール』の初期・悟空のようなキャラクター。一方敵側のボスであるリオ(美形)は子供の頃に家族を皆殺しにされた経験から、たとえ悪に身を落としてでも最強を求め続けるというキャラクター。「強さを求める」という明確な目的とシリアスな動機を持つ分、主体的に行動するのはリオの側となり、ストーリーの重心がそちらに傾いてしまった感は否めませんでした。