2008-01-28 読了 『ためらいもイエス』 (山崎マキコ) 特別な理由があるわけでもなく、28歳まで処女であった奈津美に突如訪れたモテ期。仕事人間である奈津美は当惑しつつも、無味乾燥だった思春期を手探りで取り戻す日々に。主人公の仕事に対するスタンスと小諸蕎麦で毎日食事を採るという点に共感できてスルスルと読めました。「青春を取り戻す」というテーマにはいつも弱い私。仕事に真面目な人の年齢不相応に幼い部分というのは、万人に好感を持たれる要素だよね。