えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

100%メロンジュース

今日は厚生年金会館でメロン記念日のコンサート「100%メロンジュース」に参加して参りました。相変わらず斉藤さんは(性的な意味で)素敵でした。


一時期はリリース数の少なさに対してツアーを乱発してたような印象もあったメロン記念日。リピーター向けに「前回と違う趣向」に凝った結果、変化球が多くなり過ぎて軸がブレた感もあったのですが、今はツアーも適正な頻度に落ち着いて、どれも楽曲の良さをストレートに活かしたわかりやすくて楽しいステージとなっており、私も久しぶりに盛り上がって気持ちのいい汗をかきました。


今やハロプロ感度が極端に鈍った私ですから、コンサートから情緒的な要素や、物語としての魅力を感じ取れなくなっていたのですが、メロンのコンサートはそんなウェットな要素とは関係なく、単純にステージパフォーマンスとして、昔と変わらず、いやそれ以上に楽しませてくれるものでした。要所要所で楽曲に恵まれているというのもありますが、それだけではなく、あまり良くない楽曲でも、自分たちの「持ち歌」として時間をかけて育てた成果として、セットリストの中で力を発揮できるものになっていたんだと思います(『電話待ってます』とかね)。メンバーの入れ替えだとか目先のニュース性といったハロプロ的な手法から距離をとって、ずっと4人で積み上げてきたものというのは、決して失われないし、私のように外側にいる人間にもそのまんま通じるものなのです。


メロンに関しては、以前は「アイドルの皮を被ったロックモンスター」的なイメージとして自分の中で捕らえていたのですが、今はその「皮」と「中身」が良い具合に融合して、どちら寄りの楽曲を歌っても違和感がなく、共に「メロン記念日」という統一イメージでスムーズに受け取れます。めちゃくちゃに盛り上がれるハードな曲も、スローなナンバーも同じくメロンの魅力として楽しめる。そういう豊かなコンサートであったと思います。


客席的には、柴田ちゃんもアイドルとしてはそこそこ年をとったことによって、ファンの中で柴ヲタだけに突出していた(ように思えた)アイドルヲタ要素もいい具合に緩和されて、客席もなんとなく以前よりも居心地良いものに感じました。



4人のMCスキルも格段に良くなっていて、客いじりも含めてあややや裕ちゃんにも劣らない安定性を見せていました。そういえばMCの中で「サンタは何歳まで信じていましたか?」という質問に、村田さんは
「小さい頃は割と早いうちから信じていなかったんだけど、
大人になった今では信じています」

と言ってたんだけど、これは少し良い話だなって思いました。ファンタジーっていうのは無知蒙昧だから信じるものではなくて、事実かどうかなんてことにこだわる心から脱却して、知恵を重ね、そこに込められた人の願いを感じ取れるようになってこそその価値がわかるものなのです。とか思ってたら



「サンタさんを信じてますけど、UFOも信じています


と続いてなんとなく台無しな気分に。




追記
知らない曲が1曲あったんだけど、ベストアルバムに収録された『LEATHER』なんすね。
http://www.dohhhup.com/movie/6wtYzg3424vSLeZ6uh6eemWKfsBdg761/view.php
Dohhhで見られます。
この動画だと音弱いんで伝わりにくいんスけど、カッコよかったっス。