えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

編集

一口に流しの編集といっても業務形態は各人で千差万別だと思うんですけど、とりあえず今私が受けている所は単行本に関しては、まず紙代とか印刷代といった固定経費とは別に編集制作費っつーもんが決まってて、200なら200、300なら300といった感じでドンと渡されるんですわ。それを担当者の自由裁量で、ライターになんぼ使って、イラストレーターさんにいくらでお願いして、デザイナーさんにいくら払って、という感じで素材をそろえ、ページメイクし、残った金額が自分の取り分となるわけです。個人単位だけでなく、編プロに丸投げする企画とかも、こういうパターンは多いようです。


クオリティを下げれば、限りなく自分の取り分は増やせるこの形態の中で、収入、職業倫理、プライド・自己満足、いろーんなものをすり合わせて、それでも大抵最後は「自分が読みたい本を作りたい」といったプリミティブな動機を支えとして本というのは作られてゆくわけですわ。


「巨乳もの」とか「ふたなりもの」みたいなジャンルに特化したオムニバス形式のエロコミックとかは、こういう形態が多いみたいで、手持ちの作家以外に同人作家とかに声をかけて安く買い叩いて書かすのなんかは、たいがいこのパターンだそうですよ。