えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

℃-ute ゴールデン初デート

私はコンサート以前の℃-uteの現場は知らないし、今でも彼女たちの人生にはさほど興味がありません。パブリックな場に提供されているキャラクターから、「ハロプロ」という身内意識の分、半歩だけ踏み込んで見ている程度です。だからコンサート会場ではそのファンシーンが共有する物語の外側にいる観察者です。また2階の9列目という私がいたポジションはいくつかのステージ演出の効果範囲外でもありまして、2重の意味で外側から観察することとなりました。


そういう視点から見ても、素直に楽しかったし、なかなか良いステージアクトであったと思います。まだ持ち歌がコンサート1回できるギリギリぐらいしかないので、持ち歌を優先して歌う限りはよほどのことがない限りセットリストによる大外しはあり得ませんしね。およそ順当と言えるものだったのではないでしょうか。


■梅さん
席が遠いと単純に「背が高い」というだけでも梅田さんに目が行きがちなのですが、それだけでなく、やはり梅田さんのスラリと伸びた手足によりダンスアクトは魅力的で目を惹くのです。℃-uteのフリは全体にカワイイ系が多く、あれだけ発育してしまった梅さんのモデル体型には合わなさそうなんですが、彼女の場合はそこに宿る精神性のせいか、違和感を感じることなく素直に楽しめます。あれだけ女性らしい体躯の躍動を、セクシャルな意味を伴わずに鑑賞できるというのが、私にとっての彼女の特異な魅力だと言えましょう。意外と声質は素直で、かなりメインボーカルに向いているんじゃないかとも思いましたが、彼女はセンターを張るにはエゴが足りないような気がしないでもないです。なんせ初見でもわかる人の良さ。下手をしたら℃-uteの中で彼女が一番幼いんじゃなかろうか?


■矢島さん
体型で言うと矢島さんも既に十分発育はしているですが、こちらはアスリート系の引き締まり方で、その青春属性は私の邪心を刺激しません(デビュー〜3年目あたりの高橋もそんな感じでしたな)。成熟した上の2名がこのようにやたらと健全なのが、私がまだ℃-uteにのめり込めない理由かもしれません(w 


ちなみに2階席へと視線を向ける回数は矢島さんが一番多かったように思います。そのあたりはリーダーとしての責任感から、「グループとしてどう客に接するべきか」を能動的に意識しているように読み取れましたが、果たして?


■『夏DOKI』
その矢島さんのソロの『夏DOKIリップスティック』はやはり楽しかったです。ただ矢島さんの表情にはサビの高音部がちゃんと歌えるかどうかへの不安が出ていたように思います。こういうおバカなアッパーソングは音を外そうが気にせずにノってしまったモン勝ちだと思うのですが、そう開き直るには生真面目な性格/年齢なのでしょう。その分、歌唱の不安のない間奏ダンスパートは「ここぞ見せ場!」とばかりに振り切ったパフォーマンスで魅せてくれました。間違いなくこのコンサートでの山場の一つでしたね。



■『通学ベクトル
『夏DOKIリップスティック』がセットリスト内でのポジションや効用が非常にわかり易い分、愛理さんのソロ曲である『通学ベクトル』の方は割を食った印象。曲的にもハンパなんですよね。結構テンポが速くて、鈴木さんもクラップを煽るんだけど、歌詞的にはそんなにみんなで盛り上がるような内容でもないっていう・・・。やはり多人数グループのコンサートでは、ソロ曲は1コンサート中に1曲がベストだと思うのです。その意味を際立たせるためにも。


あ、ミニアルバムの新曲はどれもモニターに歌詞が出ていてそれは有難かったです。この曲でもどうしても聴き取れなかった箇所があったので。「るてるてずうぼ」ってそりゃ聴き取れないないよ! あと「通学ベクトル」ってどういう意味かは結局わかりませんでした…。



■『わっきゃないZ』
1番が終わった後の間奏でタップダンスが入ってました。最初の持ち歌だからずっとおっかけてるファンの人はもう見飽きてるのかもしれないけど、私はまだ正規のフリも見たかったな。タップもかわいかったけどネ。



楽曲の平均値で言えばハロプロ内でもトップクラスのコンサート
衣装はどれもカワイイ。
萩原舞さんはなんか貫禄あるなぁ。
次に見る機会があればnkskちゃんにも注目してみようと思います!