『ハロモニ』

アドリブ演技対決での恋人に告白する愛ちゃんの福井弁がかわいかったですな。私は方言を「ひっぱってる」時期の高橋の福井弁にはさほど惹かれはしなかったんです。いつまでも抜けない福井弁を幼さや純朴さの表れとして微笑ましくは思っていましたが、だからどうということはなかった。そこには萌えに至る意味づけも精神プロセスはなかったのです。

だけど今回のは違います。前述の田舎少女だった高橋も最近ではモーニング娘。を背負うエースとして著しく成長し、それに重なるように訛りも次第に薄くなっていきました。今回の方言は、そんな都会にもまれて大人になった高橋があえていつもよりキツめに出すからこそ「恋人だけに見せる純真さ」という意味付けが感じ取れるのです。その多重性にこそ萌えるんじゃないか！ というわけでようやく高橋も私のストライクゾーンに入ってきたなぁとしみじみ思ったのでした。