えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。


実はうちななぜかTBSの写りが悪くてバレー関係を見る気になれない。カナシス。



自分の中でいつまで立っても結論が出ないのが犯罪における実名報道の問題。判決が出るまではあくまで「容疑者」なわけだから、基本的に逮捕の時点で実名を報道するのはおかしいとは思うんだけど、でも「A市のBさんがCさんを殺害した容疑で…」と報道されても実際、まったく現実感が沸かないし、これでいいとも思えない。うーん。


あと実名をさらされたことによる「社会的制裁」というものも、その期間と範囲をコントロールできないという点で非常に問題が多い。だけど、例えば自分の隣に誰かが引っ越してくれば、自衛のためにもその人に犯罪暦があるかないかは知っておきたいと思う。幼い子供や妻といった愛する家族と暮らしている人はなおさらだろう。やはりお隣さんの名前を検索してみると思うし、それが有効でなくなるというのは一つ無防備になる気がしてしまう。それが犯罪者に対する差別とは知っていても、だ。「悪いことをしたヤツの実名を晒し上げろ!」という気持ちだってもちろんなくはない。このへんで思考がグルグルしてしまう。


あとこの問題に関しては、メディアは当然実名報道肯定の立場からしか意見を述べないし、それどころか論点であることすら紹介しない。例えば在日朝鮮人犯罪者の通名報道や少年犯罪における実名報道が議論の対象になることはあっても、もっと根本的に実名報道の是非自体が語られる機会は極めて少ない。なので、専門家の間でどういう議論が交わされて、どういう意見が主流を占めているのかもよくわからない。


そんなわけで理屈の面でも感情の面でも結論が出ないのだ。少なくとも被害者が実名で晒されて加害者が匿名なんて事態は、やっぱりどっか間違ってるとは思うけど。


PS
そういやNEWSの未成年メンバーの飲酒に関する報道は気持ち悪いくらいどのメディアもそろって匿名報道でしたね。どういう報道理念に基づいたものなのか一度聞いてみたいものです。