矢口ひとり

ちっくしょう。なんでこんな面白い日に限って録画してねぇんだ。リアルタイムで観れたけど、放送時間がズレて録画タイマーは動いてなかった。

今日は劇場版仮面ライダーのプロモーションで仮面ライダーカブトを演じる水嶋ヒロさんとガタックを演じる佐藤祐基さんが登場。普段見ているのがあの極端な俺様キャラだけに、意外と大人しげな姿を見ているだけで面白い。それにしてもヒロさんは13歳までスイスに住んでいたんですね。あと二人が矢口さんより年下というのもなにげにビックリ。

記憶力クイズに負けて虫入りオニギリを食べることになった二人。２種類あったんですけど、それがまぁかなりえげつないんですよ。豆ご飯おにぎりってあるじゃない？ あれの豆みたいな感じで蜂の子がご飯の中に混ぜ込んであるの。そりゃあもうビジュアル的にはすんごいインパクトでしたよ。もう一つは蝗の佃煮が中央で３匹並んで海苔に巻かれていて、蜂の子には及ばないもののこちらもなかなかのもの。

仲良くクイズに負けた二人ですが、そのオニギリを目にした時から「うわっこれ無理…」とヒロ君はマジヒキ。イケメンの情けないビビリぶりが矢口さんは面白くて仕方がないらしく、ずっと笑い続けてました。演じるキャラの通り熱い人なのか、佐藤君はなんと蜂の子ニギリを丸ごと一口で食べてしまいます。「オレやったぜ」な顔でイスに深〜く腰かける佐藤君。「さすがヒーロー！」と安全地帯から無責任に褒め称える矢口と春樹。そして無限に上がったハードルを前に、
「なんてことしてくれるの…」
と佐藤君に向かって恨めしそうに呟くヒロ君。まさかこんなところでカブト最大の危機が見れようとは！　もはや食うしかないと追い詰められるカブト。頑張れカブト。しかしオニギリをちょっと握ってはムニュとはみ出てきたイナゴにさえビビるヒロ君にこの試練は厳し過ぎるか。もう一歩の勇気が出ずに逡巡し続けるカブト。そのうち
「すいません、そんなに尺（時間）とれないの、わかってるんですけど…」
という完全に素の言葉まで出る始末。イケメン大好きな矢口さんはひたすら爆笑。なんとか頑張らないと、という気持ちは伝わるだけにスタッフも素で笑ってます。子供に夢を与えてこそヒーロー。ヒーローは決して虫に負けない！　いよいよ決意を固めたのか、オニギリを手に取るヒロ君。完全に虚ろな視線で虚空を眺めて
「オレはカブト、オレはカブト…」
と必死に自己暗示をかけるヒロ君の姿には俺様キャラの面影はありませんでした。なんとか一口食べ終わるヒロ君
「こんなことのために芸能界入ったんじゃないのに…」
という切ない一言と共に無事コーナーは終了。涙まで流して大笑いしていた矢口さんは「また来てくださいねー」とホクホク上機嫌でしたが、間違いなく彼は二度と来ないと思います。

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