えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『ゼーガペイン』(テレビ東京 木曜18:00)

で、上記のようなロボットアニメの構造から言うと、この春からの新作『ゼーガペイン』は完璧と言える第一話だった。30分アニメの開幕というのは本当に難しくて、大仰な設定世界を用意するあまり、その説明に時間を取り過ぎてロボットの活躍シーンまでを第一話に盛り込めないことも多かったりする。かといって説明不足過ぎても視聴者をおいてけぼりにしてしまう。そういった意味ではこの『ゼーガペイン』は、最低限の舞台&キャラクター紹介を果たしつつ、美少女を導入路とする巻き込まれ型のロボット搭乗→主役ロボットの大活躍シーン→敵を倒して爆炎の照り返しを受けてキメ!まで、ロボットアニメの第一話に必要な要素がすべて詰め込まれていたと思う。実は見た目ほど単純なストーリーではなくて現状では多くの謎を孕んでいるんだけど、それは同時に主人公もまだ知らないことであり、4話までの脚本を読む限りでは消化不良にならない程度に適宜説明されてゆく。主人公が世界の謎を知らされてゆく過程と視聴者がそれを知ってゆく過程を同調させることで、まずは作品世界への没入と段階的な設定説明を容易にしているのである。これは最良の「謎」の使い方だと思った。


ロボットは3DCGだけど、ロボットアクションとしての魅せ方はオーソドックスなアニメ的快楽に即したもので、素直に楽しめる。半透明の光る装甲などCGならではの表現も、ロボットの特異性とうまくリンクしていて必然性を感じさせる。ぜひクリアーパーツや電光ギミックを駆使して模型などで商品展開もして欲しいところだ。結局手描きでもCGでも「こういう表現がしたかったらこの手法を選んだんだね」と思わせてくれたらOKなのである。まだまだこれからどうなるかわからないけど、とりあえずこれは継続視聴決定。


PS
現状で唯一の難点はゲームがX-BOXでの発売ってとこかなー(^_^;)





しまったー肝心の『きらりん☆レボリューション』見逃したーーー!