えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

通名報道

今回、滋賀県長浜市で起きた幼女殺害事件に関しては各メディアは容疑者の中国系の実名を報道している。朝日新聞もこれに追従する形で中国名である実名を報道したが、事件発生当初は通名である日本名での報道を行なっていた。今回に限らず、なぜか朝日を始めとする一部の偏った情報媒体では中国・朝鮮系の人間が犯罪を犯した場合実名ではなく通名で報道することが多い。


通名で社会生活の実体があるから」という理由もあるが、これが日本人であれば例え通名で社会生活の実体があったとしても「麻原彰晃こと松本智津夫」という風に両方が併記されるのが通例であり、不自然さは否めない。以前討論番組において「実名で報道されれば大陸系の住民が差別される恐れがある」と主張していた人がいた。しかし「恐れがある」から事実を隠蔽するのが正しいことなのか。それを判断する権利をマスコミが有しているのか?



思考は 事前に入力された情報によって左右される。
情報操作とはすなわち思考操作である。
マスコミが意見を持つのはいい。ただし特定の情報を隠蔽することによって国民の思考を誘導しようとするのは越権行為である。国民がどのように思考するべきかを判断・決定する権利はマスコミにはない。それを有していると考えるならそれは重大な思い違いだ。マスコミが自らの意見を発表したいのであれば情報を開示した上で行なうべきだと思う。


単純にデータを見れば日本に在住する大陸系の人間の犯罪発生率が高いのは事実である。しかし、これを民族的な特性だというのは早計だ。どんな社会でも、そしていつの時代でも、社会に溶け込めない層の犯罪率は高いものなのだから。現実的に今の日本社会が大陸系の労働者を受け入れざるを得ないのであれば、彼らが犯罪に走る必要のない社会の構築こそが必要だろう。それは「彼ら」の問題ではなく、彼らを含め日本に住むあらゆる「我々」の問題なのだと言える。


マスコミは大陸系の人間を擁護したいのであれば、事実の隠蔽ではなく、こうした側面から議論を進め、世論に訴えるべきではないのだろうか。このネット隆盛の時代において情報の隠蔽は必ず暴かれ、ネガティブな結果を産む。彼らがとる時代錯誤な手法はもはや逆効果であり、むしろ大陸系の人間に対する印象を悪くする効果しかない。