えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

ディナーショウ

アイドルのファンっていうのは予め恋に破れそれでも相手を思い切ることができないで地上を彷徨っている亡者のような部分があると以前から思っているんですけど、ディナーショウっていうのはこの上なくメンバーの魅力を堪能できる分、その亡者達を成仏させてしまう危険性があると感じていました。少なくとも私は相手と自分の間になんの障害物もなく延々歌が聴けるというあまりに幸福な体験をしてしまった後では彼女への気持ちは自分の中で一区切りがついてしまったし、また彼女の動向への関心や考えを他者と共有していたいという欲求は---なくなったわけではないけど---薄れました。やはりそれはアイドルの活動としては諸刃の剣の可能性を秘めているのです。「このまま同じ気持ちでずっと応援し続けていきたい」という人には必ずしもお薦めできるものではないのかもしれません。




超今さら、な映画感想文。