叩かれてる、と言えるのかな？

http://kyoto-edu.bne.jp/~althusser/blog/index.php?mode=cal_view&no=20051129
拝見したけどもどうも感触が空疎というか、かみ合ってる感じがしない。本当に私はこの方に叩かれているのでしょうか？

もちろん人権は先人が苦労して築き上げてきたものだけど、逆に言えばそれは天然自然に元から存在したものではなく、人が作り上げたものに過ぎないということの証明でもあります。どれだけ犠牲を払おうが、どれだけ苦労しようが、人が作ったものである以上限界もあるし、そのあり様は社会から規定・制限されます。私の先の更新は人権全般を否定しているわけではなく、その「人が作りしもの」を万能であるかのように思い込み、社会規定の境界線上（あるいは外）にあるものに対して振りかざす姿勢の傲慢さを指摘しただけのものです。素直に読めばわかる通り。

どうもかみ合っていないと感じるのは、この方は私の文書の一部を抽出して「人権を全否定するＴＫ」「近代社会を否定するＴＫ」という私の実像とは無関係なＴＫ像を作り上げ、その自分が作り出した幻影に対してエキサイトされているからなのです。暖簾に必死にシャドウボクシングかまして「悔しかったらかかって来いよ！」みたいな。もちろん私はそれに「はぁ」という間抜けな声しか返せないわけで。なんとなく電話で呼び出されていそいそと彼に会いに行ったのに彼だけが自分勝手に先にイッた挙句に「良かったろ？」とか言われちゃった女の子のような、「えーー（コメントしづれー！）」っていう気持ちなのでした。

それでもこうやっていそいそとお相手しちゃうのはやっぱ「例え勘違いしてても、体目当てでも、こうして自分を求めてくれるのが嬉しい」とかそういう感覚なのかな。オレ基本的に自分をかまってくれる人はみんな大好きだからな。いじらしいなＴＫ。