えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

萌えムーヴ

正直言うと昨日の飲み会で「バンビは萌える」という話題が(笑いを狙ってるわけでもないのに)どうしてそれほどウケるのか私にはわからなかった。以前から私は「萌え」というのは性欲には直結しない情動だと思っていて、このバンビに対して萌えを感じるというのはそれを考察する上で参考になる重要なファクターだと思ってるんですが…。


あるいは人は「萌え」的な感情が性欲に直結する人種(DQN)と直結しない人種(オタク)に分けられる、もしくはそれを両極とするベクトル上に分布するとか?


ちなみに私はハロプロメンバーに萌えること自体も少ないのですが、性欲を感じることはさらに少なくて、せいぜい梨華ちゃんや追加装備を施した亀井さんぐらいにしか感じず、そういう対称として彼女たちを見た時にはやはり「萌え」的な感覚はないですね。それともこれは私だけの特殊例なのかな? 他の人は萌えながら同時に性欲も感じているんでしょうか? 


あと日本のアニメーションはバンビに見られる「萌え」をデザインとキャラクター面では取り入れることに成功しているんだけど、その動きの萌えに関しては手をつけていない。自分がこれまでに日本製アニメに感じた萌えを思い返しても、ほとんどはその造形や性格、他キャラとの関係性の中で感じたもので、その動きによって萌えたことはない。もちろん萌えムーブが導入されなかったのは作画上の枚数制限によるものなんだろうけど、今のように萌えビジネスが氾濫していて新作の需要はあるのに既存の作品との差別化を図るのが難しい状況では「ひたすら動きで萌えさせるアニメ」というのは新しいジャンルとして成立し得るんじゃなないだろうか。最初はそれ単体では商売として成立する難しくても、例えば何かの作品の人気キャラの萌えムーブをひたすら追うような映像作品とか。アイドルのイメージビデオなんてまさにそういうものだし、それが継続的な商売になっていることを考えれば決して非現実的な話ではないような。まぁ、かかる費用は桁違いだから同列には言えないかもしんないけど。でもこれが実現したら今一番不足している「演技」をさせることができる動画マンが育つ土壌(そのスキルがギャラに変換される環境)ができる可能性もあるので、業界全体にとっても良い話なんじゃないかと思うんだけど。