Ｓさん

この『TWO HEARTS』と谷村有美のアルバムは当時の友人だったＳさんに借りたんだっけ。このＳさんは抜けるように白い肌を持ち、色素の薄い茶色の瞳をいつも潤ませているという顔面のカワイイお人でした。しかも背が145cmぐらいしかないの。どこの萌えキャラだよお前ぇ。『雪の断章』も彼女から借りたんだっけ。その当人がもう『雪の断章』に出てきそうな儚げな雰囲気なのね（ｗ　うーん、思い返すとキャラとしては萌えるなぁ。７期メンでもアリだぜ……。で、そんな彼女のお悩みはその儚げな外見に惹かれて街灯に群がる虫のように純朴な男がその身を焦がさんと寄って来ることで、「友達と思っていた人がみんな告白してくる…」なんてよく潤んだ瞳で相談されたものでしたが、心の中では「それは君の顔が悪い！」とか思ってました。ゴメンナサイ。ちなみに私は彼女に会う前に別の人を好きになっていた上にそのことが見苦しいぐらいバレバレだったので、Ｓさんにとっては珍しく無害な男だったようです。私の方の浮いた話は早々のうちに木端微塵に砕け散りＳさんとの近しい関係だけは残ったのですが（ゼミも一緒だったし）、もうその頃には彼女との友情は恋愛によって失うリスクを背負うには対価の合わないものに育っていたので、私は自分に何の変化ももたらさずに卒業による別れを迎えたのでした。

ちなみにＳさんはこんな感じ。今思うと自分の人生で会った女性の中で一番キャラ立ってたよ。