えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

京極夏彦

ようやっと『嗤う伊右衛門』を読んだぞな。もちろん面白かった。


ところで私は京極夏彦の小説をどれくらい読んでるのだろうか。なんかあれこれゴッチャになっててイマイチハッキリしない。京極堂シリーズは確か何作か読んだんだよね。『姑獲鳥の夏』、『魍魎の匣』『狂骨の夢』は確実に読んでる。『女郎蜘蛛の理』『陰摩羅鬼の瑕』は確実に読んでいない。『鉄鼠の檻』と『『塗仏の宴』は…途中で挫折したんだっけ? どうも記憶が定かではない。ただし『鉄鼠の檻』は実家にあるハズ。


『今昔続百鬼・雲』か『百器徒然袋−風』か『百鬼徒然袋―雨』か『百鬼夜行―陰』のどれか一冊・もしくは2冊を読んだハズ。タイトルがややこしいんだよ! えーっと榎木津が主人公なのが『百鬼夜行-陰』と『百鬼徒然袋―雨』だっけ? じゃあそれ読んだ。どっちかがメイド輪姦の話だったよね?


巷説百物語』、『続巷説百物語』は読んでるハズだけどハッキリせず、『後巷説百物語』を読んでいないのは確実。これが必殺仕事人みたいなシリーズだよね? 小股くぐりの又市とか出てくるやつ。『嗤う伊右衛門』にも出てきたけど。


あれ? 多々良先生が出てくるのはどれだ? それが『今昔続百鬼・雲』か。じゃそれも読んでるのか。つまり『百器徒然袋−風』をまだ読んでないということだな。


そして『どすこい(仮)』は読んだ。
これの脱力感は忘れない。そして誰かに貸したまま返って来ない。


結局『女郎蜘蛛の理』、『陰摩羅鬼の瑕』、『百器徒然袋−風』、『今昔続百鬼 雲』、『ル=ガルー』、『覘き小平次』、『五徳猫 〜薔薇十字探偵の慨然〜』、『妖怪馬鹿』、『豆腐小僧双六道中ふりだし』このあたりが未読と。正直こうして整理しておかないと既に読んだ本を間違ってもう1回買ってしまいそうなのだ。



で、どれが一番面白かったかというとやっぱり最初に読んだ『姑獲鳥の夏』のインパクトは凄かった。それ以降もよく出来ているけど京極夏彦という才能(芸風)を最初に認識した時のサプライズはやはり強烈でしたね。でもこれを推したらやっぱ「思い入れ派」って言われるのかな…。やはり文学派の人は『嗤う伊右衛門』推しなんでしょうか。京極堂シリーズは、もともと怪異好きでハマれる素養のある人ならそのインパクトが良い方向に作用するんだけど、マニアック過ぎて間口が狭い印象もあるので妖怪というトピックへの入り口としては『今昔続百鬼・雲』ぐらいのライトさが一番良い気がしますね。