えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

玉置成美

ガンダム SEED』のOPで颯爽とデビューを果たしたかに見えたものの、逆にその印象が強すぎてかガンダムのタイアップがつかないCDは苦戦を続ける玉置成美さん。私的通称タマちゃん。小さなステージでも10人からなる大勢のダンサーさんを引き連れてて、無駄に豪華というか、そりゃ盛り上がっちゃうよねという感じなんですが、あんなに引き連れてて採算はどうなってるんでしょうという疑問は常につきまといます。


彼女たち玉置ダンサーズをガンダム世界における遠隔操作が可能な攻撃端末と重ね合わせて「ファンネル」と呼ぶむきもあるようですが、正確には「ファンネル」とは遠隔攻撃端末の中でも充電式のものを呼ぶので、実は動力炉を独自に持つものは「ビット」と呼ぶのが正しい。もっと言えば概念的には『ガンダムX』に登場するビットモビルスーツが一番近いのです。いや、だからどうってものでもないのですが…。
(充電式のファンネルは小型だが低出力で稼動時間が短い。しばらく稼動させると本体に戻してのチャージが必要となる。ビットは高出力で稼動時間が長いがサイズが大きくコストが高い。エルメスのビットはコア・ファイターぐらいの大きさがあった。ちなみに「ファンネル(funnel)」とは本来漏斗を指す英語。キュベレイに装備された攻撃端末が漏斗に形状が似ていたために「ファンネル」と呼ばれたことから、以降サイコミュによる遠隔攻撃端末はその形状に関わらずすべて「ファンネル」と呼称されるようになった。なぜか敵勢である連邦軍でもその名称は浸透している)


とりあえず昨日のライブでタマちゃんが萌えキャラだっていうのは理解できました。そしてそれを反映してか、意外とアイドル系の特殊な形態のファンがついちゃっていることもわかりました。やはりメディアから得られるイメージだけではわからないことは多いですね。ここで気になるのはタマちゃんがメディア上ではちゃんとカッコイイ歌い手系のポジションを維持できているということ。ファンを無闇にカメラで映さないことを含めて、そういう露出の仕方は某事務所にも見習って欲しいところです。もちろん『派手にいくべ!』みたいなイタいイメージがつかないコジャレた曲を歌ってるってことが一番重要なんだとは思いますが。


タマちゃんの曲を歌うごっちんを見てみたいとスカラベさん(http://d.hatena.ne.jp/scarab/)もおっしゃてたけど(ってかそれ私が『Believe』の時にも書いたのに!)、私的にもごっちんにはパブリックイメージたる「ゴマキ」を裏打ちするようなベタでもいいからカッチョイイ系の曲を歌って欲しいと思っておりまして、そういう意味だとタマちゃんの曲は最適なんですけど、その肝心のタマちゃん自身が売れてはいない現状を見ると、それをしたからって何かが解決するわけでもないのかなぁという弱気な気分になります。
(そういう意味だとごっちんの曲の中ではプリゴーが一番「ゴマキ」のイメージにゃマッチしとるわけですが、あれもライブで聴く分には盛り上がるんだけど、ちとチープな印象は拭えないわけで難しいものです)


■ちなみに
ファンネルと同様に個体例がその世界だけで一般名詞化した例としては「あて身投げ」あるいは「あて身」もこれに近いですね。確か本来の「当て身」の意味は「打撃」だったハズなのに、ギース・ハワードの「当て身投げ」が有名になってからは格闘ゲームの世界では相手の攻撃を受けて発動する技は「当て身系」などと表現されていた覚えがあります。