えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

■八王子・狭間と杉並区・荻窪の買い物事情比較

■杉並区・荻窪から八王子・狭間へ引っ越し。

 

中央線沿いの荻窪から八王子・狭間へと引っ越しました。

 

狭間は八王子市内と言っても中央線の果ての高尾駅からさらに京王線に乗り替えて1駅のところ。八王子の中でもかなり外れの方で、京王線でも急行は止まらない駅です。これまで住んでいた荻窪に比べれば、より田舎の「郊外」だと言えるでしょう。しかし巨大なイトーヨカドーとイーアス高尾という最近できた八王子最大級の商業施設がすぐ近くにあり、日常の買い物的には不便はしません。6分ほど歩けばアルプスというもう少し小ぶりなチェーン系スーパーもありますしね。こちらの買い物事情を西友とアキダイがあった杉並区・荻窪と比べると・・・・・・

 

■むしろ品揃えは豊富

「買い物する場所がヨーカドーしかない!」と思って買う商品の選択肢が狭まるかと思っていましたが、そんなこともありませんでした。なんせこちらは都心と違って土地が余ってるのか店舗が広い! 店が広いということは棚が広いということであり、つまりは品揃えが豊富なのです。スーパー固有のプライベートブランド以外のもので荻窪西友にあって狭間にないものはない。輸入食材を扱うKALDIとかも荻窪店よりイーアス高雄店の方が広いし、品揃えも豊富。つまり「郊外=物がない」は私の思い込みで、少なくとも同じ系列店同士で比較するなら郊外店舗の方がむしろ豊富でした。

 

■そして買い物は快適

店が広いということは通路も広いんです。通路が狭くカート同士すれ違うのに気を遣う荻窪西友ではカートを使う気にはなれなかったのですが、八王子ではカート同士が3台はすれ違うことができそう。これならカートを使おうという気になれます(逆にあの広い店内を重い荷物を持って歩き回りたくないけど💦)。そして店舗規模に対して人口が少ないので、ほとんど並ぶことなく清算ができるのも嬉しい点です。

 

■しかし個人店はない

ただ吉祥寺や西荻窪にたくさんあったような、店主個人のセンスやこだわりが反映されたような、小さなブランドショップやセレクトショップはありません。ファッション系に関しては夫婦ともに元々興味なかったからいいんですけど、飲食店やアクセサリー・文具などの小物類の選択の幅は狭まったなと感じます。

 

同様に蜂蜜、ガレット、かき氷、ピザ、おしゃれカフェ、エスニック料理、オーガニック食、ビーガン食といった少しマイナーな物の専門店もありません。タピオカ店とか高級食パンとか、流行に飛びついたような新店舗ができることもない。何トッツォもねぇ。寿司や焼き肉、町中華は辛うじて1店舗のみ。そういう点ではあれこれ食べ比べする楽しみはありませんね。つまり日常の生活には不便はないけれど、いろんなお店を散策する「休日の楽しみ」としては物足りない。それがしたかったら電車に乗って八王子や立川に出ないとですね。

 

あとファーストフード系もヨーカドーなどの巨大施設内に入っているものに限定されます。住民はファミリー層がほとんどなので、独身男性をメインターゲットとするような店は少ないですね。具体的には牛丼店がない。買い物ではあませんが、病院と美容院もやはり選択の幅は狭まりました。

 

 

■それでも

「大型店舗が進出して地元商店街が廃れた」といった経緯はないようで、シャッター商店街がないのは心やすらかで良いですね。やはりそういう建物があると少し残念というか、侘しい気持ちになるので(しかしヨーカドーとかアルプスができる前は一面畑だったんだろうか・・・・・・)

 

古くからの街ではない分、「昔からの住民と新規住民の軋轢」といった話もなく、今のところは新規参入者にも住みやすい街だと感じています。。

 

 

 

 

3人の父。

■3人の父

今日は私の人生に訪れた3人の父の話をしたい。

 

一人は本当の父親。

 

もう一人は隣に住んでた痴呆老人A。

 

そしてもう一人は下の階に住んでたハゲ。

 

上京して離れて暮らすようになって20年以上経ったある年、父親は母親を残して他界した。体にガタは来ていたが、亡くなる前の日まで仕事をしていたという。黙々と家に篭って仕事をする京都の袋物職人だった父。フリーランスのライターの私とは業種は全然違うのに、働き方は驚くほど似ている。友達が少ないことも同じで、正直後に残されたのが父ではなく、アクティブで社交的な母親だったことに私は少し安堵を覚えた。実の父は酒も飲まず、大人になってからじっくり話した機会は数えるほどしかないけど、今でも妻の手術とその結果など、人生の大きな岐路に立った時には無性に相談したくなる。

 

老人Aは隣の部屋の住人で、独身時代に私が今のマンションに引っ越して来た時には既に痴呆の症状が出ていた。深夜4時にワケのわからないことを話しながらウチのドアを叩いて寝ている私を起こしたり、エレベーターで小便を漏らしたり、迷惑をかけられることもあったが、私自身が40歳過ぎた独身フリーランスという世のはぐれ者なせいか、どこか同じはぐれ者という感覚があり不思議と怒りや嫌悪ははなかった。仙人のような外見もあって、どっちかと言うと「お騒がせファンシーキャラ」みたいな感覚だった。しかし後にマンションの他の住人から、老人Aが妻に先立たてからボケ始めたと聞いた。それは結婚した後では身につまされる話でもあった。明晰な思考で連れ合いに先立たれた現実を生きるよりは、思考にモヤがかかった今の状態の方が本人は幸せなのかもしれない。そんな風に考えることもあった。そんな老人Aも施設に引き取られて行って今はいない。

 

私の部屋の真下に住むハゲは愛想のない男だった。年は65歳を過ぎた頃だろうか。エントランスですれ違ってこちらから挨拶をしても返事はおろか会釈すらしない。独りで暮らしているようだったが、偏屈だから独りなのか、独りだから偏屈になったのかそれはわからない。そんなハゲをしばらく見なくなったある日、訪れた警察からこのハゲが部屋で一人亡くなっていたことを知らされた。連絡がないことを不審に思った仕事関係者が部屋を訪れて発覚したという。天涯孤独で荷物の引き取り手もいないそうだ。世間的には孤独死というのだろう。統計によると独身男性の死亡年齢の中央値を出すと66.3歳だそうだ。有配偶男性の死亡年齢中央値は81.3歳なので、これは15年も早い。年金を払い続け、その年金を受け取ることもなく死ぬのかと思うとあまりに世知辛い。

 

その3人のことを思う時、彼らは私の行くべき将来の姿、あり得るかもしれない未来の姿、そして妻と結婚しなかった場合のあり得た姿(あるいは妻と別れた末路)を示しているかのように感じることがある。なんとなく私の人生に訪れたメンター的な存在のような気が勝手にしているのだ。

 

以前のblogでBEYOOOOONDSの島倉りかさんが、道で拾ったカナブンに「アキラ」と名前をつけていた。父の名前だった。次の日のblogでそのカナブンがメスだということが判明していた。適当過ぎるよりかちゃん・・・・・・。

 

時系列順・BEYOOOOONDS公式動画へのリンク集(デビュー前)

 

こちらはBEYOOOOONDSの歩みを振り返ることもできる時系列順です。『ハロステ』、『アプカミ』、『tiny tiny』、『ハロー!アニソン部』といった番組ごと、MV、グッズ紹介にまとめたリンクは「BEYOOOOONDS動画へのリンク集」をご覧ください。

 

 

■■■■■■■■■■■■デビュー前■■■■■■■■■■■■■

 

ハロプロ研修生実力診断テストダイジェスト】

2014一岡 (2014/5/7)

2015一岡高瀬前田 (2015/5/13)

2016一岡高瀬前田清野 (2016/5/11)

2017一岡高瀬前田清野山﨑西田島倉江口岡村、(2017/5/12)

2018前田山崎西田島倉江口岡村、(2018/5/9)

 

■デビュー前・研修生紹介

一岡高瀬前田山﨑西田島倉江口岡村

 

■ハロステ

【ハロステ♯183】研修生発表会SINGING!「一尺玉」レッスン(2016/8/24)

【ハロステ♯184】研修生発表会SINGING!レッスン(2016/8/31)

 

【ハロステ♯191】演劇女子部「ネガポジポジ」キャスト顔合わせ(2016/10/19)

【ハロステ♯192】演劇女子部「ネガポジポジ」稽古 高瀬・一岡・清野(2016/10/26)

【ハロステ♯211】研修生新メン自己紹介 島倉・江口・岡村、「彼女になりたい!」(2017/3/15)

【ハロステ♯215】地団駄DANCE MVメイキング(2017/4/19)

【アプカミ♯66】 研修生実力診断テスト2017 島倉・江口・山﨑・西田・前田・清野・高瀬・岡村・一岡(2017/5/12)

【アプカミ♯69】 研修生発表会JumpTripper「hello!まっさらな自分」(2017/6/02)

【ハロステ♯222】 研修生実力診断テスト 一岡・高瀬・清野デビュー発表、研修生発表会JumpTripperリハーサル(2017/6/07)

【ハロステ♯223】 研修生発表会JumpTripperレッスン(2017/6/14)

【アプカミ#71】研修生発表会JumpTripper「Crying」(2017/6/15)

 

 

ハロ!ステ号外 ~2017新体制決定スペシャル~(2017/6/26)

【ハロ!ステ♯235】研修生発表会リハーサル映像(2017/9/06)

【ハロ!ステ#243】 演劇女子部・僕たち可憐な少年合唱団 稽古(2017/11/01)

【ハロ!ステ#244】演劇女子部・僕たち可憐な少年合唱団 本番(2017/11/08)

【ハロ!ステ#245】 演劇女子部・僕たち可憐な少年合唱団 観客投票発表(2017/11/15)

【ハロ!ステ#246】 研修生発表会Conti→NEW!レッスン1(2017/11/22)

【ハロ!ステ#247】 研修生発表会Conti→NEW!レッスン2(2017/11/29)

【ハロ!ステ#248】 研修生発表会Conti→NEW!リハーサル(2017/12/06)

【ハロ!ステ#251】  研修生発表会公演後インタビュー 山﨑、西田、島倉 (2017/12/27)

 【ハロ!ステ#255】 稲場・一岡・高瀬・清野ダンスレッスン1 (2018/1/31)

【ハロ!ステ#256】稲場・一岡・高瀬・清野ダンスレッスン 2(2018/2/07)

【ハロ!ステ#260】研修生発表会さくら レッスン(2018/3/07)

【ハロ!ステ#261】研修生発表会 LALALA幸せの歌(2018/3/14)

 【ハロ!ステ#264】ひなフェス2018 Mindnight Temptation 稲葉・一岡・高瀬・清野(2018/4/04)

【ハロ!ステ#269】 研修生実力診断テスト 岡村・西田・江口・島倉・前田・山﨑(2018/5/09)

【ハロ!ステ#270】 研修生実力診断テスト レッスン(2018/5/16)

【ハロ!ステ#271】 研修生実力診断テスト リハーサル(2018/5/23)

【ハロ!ステ#274】 研修生発表会にじ 「Rainbow」LIVE (2018/6/13)

【ハロ!ステ#275】 研修生発表会にじ 「43℃」LIVE (2018/6/20)

【ハロ!ステ#277】 研修生発表会にじ 「やっちゃえ!GO!GO1」LIVE (2018/7/04)

 【ハロ!ステ#280】 新グループ基礎レッスン定点観測 (2018/7/25)

 

Juice=Juice『地団駄ダンス』(Promotion Edit)(2017/4/14)

 

 

 

 

【ハロステ♯222】 一岡・高瀬・清野デビュー発表(2017/6/07)

 

【ひなフェス】2018  ソロ&シャッフルユニット大抽選会!!(2018/2/9)

 

【ハロステ#274】研修生公演「にじ」『Rainbow』(2018/6/13)

【ハロステ#274】新メンバー発表(2018/6/13)

【ハロステ#275】研修生公演「にじ」『43度』(2018/6/20)

【ハロステ#277】研修生公演「にじ」(2018/7/4)

【ハロステ#279】  新グループハロコンでの挨拶(2018/7/18)

【ハロステ♯280】  新グループ基礎レッスン(2018/7/25)

 

 【OMAKE】一高清《特技コラボ》ボイパ×殺陣×山手線(2018/8/1)

DVD『新グループ お披露目FCイベント2018 ~夏の陣ZIN~』(2018/10/3)

眠れる森のビヨ:ヒマリ考

 

■ヒマリのこと

当初私はすべてはヒカルの心の中の話で、ツムギとヒマリはそれぞれヒカルの眠り続けたいという願望と現実を生きようという意志が具現化したものだと考えていました。しかしそれでは辻褄が合わないことがあり、考えを改めることにしたのです。その決定打は劇中でのヒマリの制服の変化でした。

 

■ヒマリの制服はなぜ青なのか

崋山高校の制服は赤、青、緑のローテーションで学園ごとに制服の色が変わっていることが見てとれます。夢の中のヒマリはヒカルたちと同じ青い制服を着ていますが、終盤で登場する現実世界のヒマリの制服は赤。ヒマリはヒカルの5歳年下ですから、実際現実でのヒマリの制服が赤であることはファンに指摘されていました。ではなぜ夢の中のヒマリは青だったのか。わざわざ着替えさせているのですから、そこには必ず演出側の意図があるはずです。

 

 

■制服から読み解くヒマリの主体

ヒマリが何者なのかについては劇中のセリフで端的に答えが語られています。

「君は一体何者なんだ?」

「私は願いなの」

問題はこれが誰の"願い"なのかということです。

 

まず仮に夢の中のヒマリがヒカルの意識の産物であるとしたら、ヒマリがヒカルの同級生になっている理由が見当たりません。ヒカルから見たヒマリは5歳年下の小学生であり、ヒマリのことをツムギに話した際の様子から考えても、あくまでも「妹のように可愛がっている近所の子」以上の特別な感情は描写されていません。ヒカルの側に「ヒマリに同い年になって欲しい」という"願い"は見い出せないのです。

 

対してヒマリはどうか? ヒカルと片時も離れたくなかった幼いヒマリにとって、同じ制服を着たヒカルの同級生になって学校に一緒に行きたという願望はごく自然なものです。ですから、やはりヒマリが語る「私は願いなの」の"願い"の主体はヒマリであり、彼女はヒカルとは別の主体的人格としてこの夢の世界に介入していると考えられます。そもそもツムギも言ってましたからね。「君はこの世界の人間じゃないでしょ」と。あくまでヒマリは夢の世界への外からの侵入者なのです。

 

 

■ヒマリの行動の矛盾

ヒマリは当初ヒカルが脚本を書くのを応援し、「青春を楽しもう」と背中を押しているので、彼を夢から覚まそうとする後半の行動と矛盾しているようにも思えます。ここからは推測ですが、おそらく彼女が願いの力でヒカルの意識に介入した際に、「夢から覚めて欲しい」という願いの他に、「ヒカルの同級生としての青春を謳歌したい」という潜在的な願望まで反映されてしまったのでしょう。だから最初は記憶や意識が混乱している。しかし少しずつ本来の目的と記憶を取り戻し、行動をシフトしていったのではないでしょうか。

 

また、ピッピッと心電図のような電子音が鳴っているシーンのヒマリは、おそらくは現実のヒカルの病室のベッドサイドでのモノローグ(の記憶)と思われます。

 

ヒマリの感情線が一貫してないように見えるのは、このように本来の意識を取り戻してゆくのと、現実の呟きが混ざるから。そういう解釈に落ち着きました。

 

 

■現実のヒマリは別人格?

そして最後のシーンの赤いスカートをはいた現実のヒマリは夢の中のヒマリとまた少し態度が違います。当初はこれが夢のヒマリと現実のヒマリが別人格であることによるものに思えていたのですが、よく考えれば夢の中のヒカルの態度は同級生に対するもので、現実シーンでは5歳年上の相手(しかも自分のせいで事故に合ったという罪悪感もある相手)に対するものはわけですから、それが同じではないのははむしろ自然ですね。

 

また「現実世界のヒマリは事故の原因が自分だと知る由はない」という意見も見たのですが、あれほどの事故だと相当詳しく報道され、いろんな憶測が飛び交うと思うので、ヒマリの中には「もしかしたら自分のせいで・・・」という疑念はあったと考えています。いくら好きだったからと言って、5年間病室に毎日通い詰めるほどヒカルのことを気にかけたのは、自分のせいだという罪の意識があったからなんじゃないかと。

 

ちなみに当初私は、ヒカルが演劇部を失った一方でその原因ともなったヒマリが劇部に入っていることには相当に違和感・・・というか「そりゃないよ」という拒絶感がありました。だけど、ヒマリがヒカルの夢に介入するためには、ヒカルの精神に同調しやすいように、「同い年」、「演劇部」といったヒカルと共通する条件をそろえる必要があり、それをヒマリは無意識に察していたとすれば、(やや無理やりですが)納得はしやすくなります。ヒマリが夢に介入できずに5年が過ぎたことにも、「条件がそろわなかったから」という理由付けが一応できますしね。

 

 

■難解・複雑なヒマリ像

これまで述べたように、ヒマリというのは場面場面で行動原理が微妙に異なるため、演技の積み重ねではなく、結構その場その場のテンションと感情演技だけで説得力を出さないといけない難しい役所だと思います(しかもそれぞれの感情でソロ歌唱がある)。そして何より孤独な役どころでもあります。他の10人とは敵対関係にあると言っていいわけですし、観客から嫌われる可能性だってある。

 

それを見事に演じ切った島倉りかさん。主演の平井美葉さんの熱演の素晴らしさは言わずもがなですが、この作品世界全体や物語の構成に対する島倉りかさんの貢献もそれと劣らないほど大きいものであったと感じました。

 

 

眠れる森のビヨ:雑感系つぶやき

個人的に嗜好に刺さるのは『LILIUM』だし、アイドル舞台としては『アラビヨーンズナイト』が愛おしいんだけど、演劇としての質が最も高いと思うのは『森ビヨ』。現時点でのハロプロ演劇の最高到達点の一つだと思います。アイドルの舞台はちょっと・・・という人にも一度見てほしい! 

 

■実在感

それを支えるのは登場人物たちの圧倒的な実在感。属性のみで配置されたような劇画化さ れたキャラクターではなく、また演じるメン バーの個性を引き移すのでもなく、別個の人格と人生を持った厚みのある人間として表現されています。舞台の上でメンバーではなく、その人物がちゃんと生きている。そう言えるレベルの実在感はこれまでのハロプロ舞台では見られなかったもの(それ故に登場人物が劇中劇でまた別のキャ ラクターを演じ、あまつさえその中でキャラ ではない本音が漏れ見えるというシーンが、 まったく無理なく成立可能となっている) 。そしてこの「そこに生きている」という感覚が真に迫るからこそ、後半のツイスト展開が生きてくる・・・。

 

実在感に関して言えば、やはり特筆すべきなのは男役の面々で、それだけの実在感をもっ て異性を演じ切っていることがまず素晴らしい。脳内補完なしでも男にしか見えません。 立つ佇まい、息の仕方のレベルまで少年としてそこに存在している。主演の平井さんはもちろ ん、「なよなよした男」を演じてなお男にしか見えないこころちゃんも凄い!

 

 

 

■運動部との対比

どうして自分がこんなに劇部のみんなのことが好きなのか。どうして彼らが過ごす時間がこんなに眩しく見えるのか。それを考えたんですけど、それは彼らがありのままの自分でいられる関係だからなんですよね。 

 

言葉がキツ過ぎるノゾミとか、中学時代は「空気」と呼ばれてたツムギ君とか、普段は周りをよく見てるのに突然「演劇は自由だー!」をブッ込まずにはいられないイケメン先輩とか、逆に高校生としては成熟し過ぎてる夢子とか、ひとクセもふたクセもある人がその個性のまま、浮きも排斥されたりもせずに受け入れられている空間。モテ序列の上も下も関係がない空間。それは大人になった後では決して得ることができない、自分がありのままの自分でいられた「居場所」であり、万人にとっての憧憬と回帰願望の対象なんです。

 

彼らが乾杯して飲むジュースの味は、その後の人生で飲むどんな高級な酒よりも美味い。そのことを大人になってしまった観客はもう知っているので、あの瞬間が愛おしくて仕方がないのです。

 

そんな、ある意味閉じた理想郷である演劇部に対する唯一の「外部」として描写されているのが、「運動部」。運動部の体育会系コミュニティというのは、序列や力関係に合わせて自分を矯正し、理不尽な慣習に従うことに慣れる場所。おそらくは社会に出た後のルールと親和性が高く、そういった意味では社会訓練的な意義が強いコミュニティなんですよね(だから一部の企業では新人採用に際して体育会系を重宝する)まぁ上記はちょっと脚本家の偏見も入っているし(劇部に投げ込まれたゴミ袋に「ヘタクソ」「オタク」って書かれてた。ひどいw)、現実には文化系部活にもさまざまな序列ファクターは入り込むから、これは「究極的に美化された文化系」と「偏見込みの体育会」ではあるんだけど、だからこそその対比は鮮やかに浮かび上がります。

(劇部みたいな青春を過ごして育った人が体育会系一気飲み強要文化に放り込まれたらメンタルが死ぬ)

 

 

■演劇は自由だ

ヒマリが声音一つ、照明一つで5年の歳月を行き来する様を見ると、本当に演劇という表現がいかに自由で幅があるかに感嘆する。演劇の自由さって別に演技中に好きなことを叫ぶことじゃないぞ、浜田!

 

■でも浜田は

「自分がカッコいい役がいい」とは言うけど、「自分が主役がいい」とは言わないところがイイよな。

 

■妄想考察

運動部が劇部をやけに嫌ってるのは、野球部のエースが夢子に告白してフラれたから。クラスのカースト上位女子がそのエースのことを好きだったので、一時期夢子はクラスに居づらかった。逆恨みしたエースに悪い噂をバラまかれたけど、ヒカルの活躍で後に解決。

 

 

■ホラーエンド

これは解釈とかではないんだけど、想定される一番のホラーエンドは、ヒマリがいる限りヒカルは帰って来ないと悟ったツムギが、まずヒマリを自分たちの側に連れて行くというもの。ツムギによってヒマリは事故に会い、ヒマリも帰らぬ人に。だから最後のシーンでヒマリはお姫様の舞台衣装で、劇部の部員たちと同じ側にいる。

 

これまで「生」の側へとヒカルを引き寄せて繋ぎ止めていたヒマリの想いはそのままヒカルを夢の世界へと誘う力へと反転する。想いの強さはそのままに。そしておそらくその時ヒカルにはもう抵抗する心の力も拠り所も残されていない・・・。そう考えると最後のシーンがめちゃくちゃ怖い💧

 

■夢子の歌うま過ぎ問題w

4回目にしてようやく歌を聴く余裕ができたんだけど、皆歌うまい! 普通にハモってるしなぁ。劇中人物としての感情がバッチリ乗った上で歌唱としても完璧。すご・・・。

 

ただオーロラ姫の歌はちょっとうま過ぎません? 今回の舞台は、日替わりネタとかメタ視点のパロディといったアイドル舞台でありがちなファンサービス要素が排除されていることもあって作品世界への没入感がエグいのよ。そんな中でただ一点だけ没入を阻害してしまう要素が、劇中劇内での夢子が演じるオーロラ姫の歌がうま過ぎるということ。スペースゼロに高らかに響き渡っとるやん。 さすがにあれはいくらエースとは言っても「田舎の高校の演劇部」の範疇を超え過ぎてて、あそこだけは「トップアイドル集団の中でも上位歌うまメンの西田汐里」であることを思い出してしまう。本域のしおりんはアカン💧 実は演劇としては、もう2段階くらいグレードを下げるのが適正な気がする。

 

そして夢子、「私だって歌は全然よ」とかどの口で言ってたんだ・・・💧

 

 

 

 

千穐楽・美葉ちゃんの最後の挨拶

 終演後の挨拶の言い出しがみんな

「●●を演じさせて頂いた●●です」とか「●●を演じた●●です」

だったのに、美葉ちゃんだけ

「ヒカルだった平井美葉です」

だったのは最高にカッコ良かったし、ヲタクはみな首がもげるほど同意した。そう、確かに美葉ちゃんはヒカルだった。 ヒカルとして舞台の上で生きていた・・・。

 

 

■りかちゃんの最後の挨拶で

 劇部の皆の11人が楽しそうなのか悔しかったり寂しかったとりか様。その気持ちを演技のエネルギーに変えたと強がっていたけど、辛かったのも本心だろう。 それを「時期は違うけどヒマリも華山高校演劇部の部員だから」とフォローするヒカル。 あれは惚れますわ。

 

■紗耶ちゃんの最後の挨拶で

江口紗耶ちゃん、最後のメンバー挨拶で、山上っぽい何かを入れるか逡巡したものの特に何も思いつかず、 妙な間を空けたあげくに中途半端なガッツポーズをするだけになったの、結果的にめちゃくちゃ山上だった。 

 

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『森ビヨ』を見たハロメン・関係者blogへのリンク集

 

■【Twitter】撮影風景と挨拶(2021/3/30~)

前田岡村清野小林一岡江口高瀬里吉山崎西田島倉平井

 

■アプカミ

台本読み合わせ風景(2021/4/8)

『森ビヨ』稽古風景(2021/4/15)

 

 

千穐楽のメンバーblog

山上浜田ヒカルツムギ夢子ノゾミカナエタマエネネショーコユッコヒマリ

 

 

●脚本・演出の中島康介さんです。

 

 

新良エツ子先生のnote(必読!) 

場当たり時のビヨ

 

 

 

 

■続くツリーで実況されてます

 

 

 

 

 

 

 

 

■『森ビヨ』を見たハロメンblogへのリンク集

ビヨちゃんの舞台!小田さくら (4/16)

>ただ一つ言えるのは、絶対に観た方が良い!ということ!

 

眠れる森のビヨ!羽賀朱音(4/16)

>たまらなく、胸が引き裂かれそうな想いになりました😭声と、立ち振る舞いが、もう完全に女優で、、、、私たちも上映中は確実に、「あの世界」にいました。惹き込まれていました。最高です。

(一人一人全員に言及してくれています)

 

眠れる森のビヨ 北川莉央(4/16)

>この舞台1つ作り上げるのにどれだけ練習したんだろう、、、すごすぎるな、、、と感動しました😭😭ハロコン1つでもいっぱいいっぱいになってしまうのにここにセリフ、歌、場位置、ダンスなどなど、、もっともっとあると思いますが本当に凄すぎます😭😭😭

 

眠れる森のビヨ 宮本佳林 (4/18)

>めっっちゃ最高だったし最強だったしみんなが死ぬほど可愛かったしこれはみなきゃ人生損しますね。それだけ言っておきます。ほんとにみんな最高だった、、ハロコンもある中で本当によく頑張ってて、、もうそこにも涙出そうになるね。

 

鳥肌 佐々木莉佳子 (4/20)

>本当にステージ上で生きていたし何回も心を動かされました。

 

眠れる森のビヨ 笠原桃奈(4/20)

>本当に物凄い…………同じハロプロのメンバーというのを抜きに、本当に一人間として舞台を楽しませて頂きました。

 

森ビヨ 伊勢鈴蘭 (4/20)

>すっっっごく元気貰えたから私も頑張ろう!

(元気もらえるかぁ? 私はメンタルやられたけど💦)

 

ビヨーンズさん!! 川名凜 (4/20)

>私はまだ舞台というものを経験したことが無いのですが、今日みたビヨーンズさんの舞台は1つの目標として私の心に居続けると思います

 

眠れる森の… ♪為永幸音♪ (4/20)

>どうしよう、、明日目がパンパンな状態で仕事に向かうことになりそうです…。笑

 

"行ってきたよっ"山岸理子(4/20)

>ハロコンもある中、本当に本当にみんな凄いなと尊敬します

>特に平井美葉ちゃん、、すごいよ、、、

 

#眠れる森のビヨ ☆譜久村聖(4/21)

こんなにも惹き付けられたのはフィクションでありながらも現実にも起こりうる話で更に全員が本当に実在しそうなその役ではなく、しっかりその子として生きていたからだなって思いました! だから余計気持ちが持っていかれたんだなって…

 

 

眠れる森のビヨ!石田亜佑美(4/21)

もんのすごい内容の濃さに……😭👏みんなへの拍手が止まりませんみんなほんとーにかっこよかったリスペクトです、本当にかっこいい子たち

 

眠れる森のビヨ。 加賀楓 (4/21)

なんていうか、、、なんていうか、、、BEYOOOOONDSすげえ!!!

 

No.645 眠れる森のビヨ 山﨑愛生(4/21)

本当に皆さん演技が上手で、演技なのかも分からなくなるくらいキャラクターになりきってて、目の前で実際に起こっているかのようにリアルなんです😳凄かったです✨感動しました〜😭

 

舞台 橋迫鈴 (4/21)

まさかの!っていう予想外の展開が本当に最高で観てて楽しかったです😊

楽しかっ・・た・・・?

 

眠れる森のビヨといちごサンド。浅倉樹々(4/22)

 元から多彩なメンバーが多いなとは思っていたけどまた一段と一人一人が大きい存在になっていて舞台を通してBEYOOOOONDSの本気と努力を知りました

 

すごい一日。稲場愛香(4/22)

もう、、、、はああ、、、、、、!!!最高すぎましたね。

平井美葉さん、、、、、という余韻がすごい、、

みよりんはいなかった 平井美葉でもなかった  ヒカルだった全てが。

 

『#眠れる森のビヨ』森戸知沙希(4/23)

それぞれのレベル高すぎて素晴らしい作品でした…🌟

わたしは何の情報も入れずに行ったのですが、それでもスッと内容が入ってきてどんどん作品に吸い込まれていくようでした〜〜

 

BEYOOOOONDS! 段原瑠々(4/23)

すっごかったよ~~かっこよかった!素敵すぎました。

BEYOOOOONDSのみんな凄すぎない?!😳

 

#部長 川村文乃(4/23)

個人的には江口紗耶ちゃんの山上部長が好きでした!!

部長!!!!!!!!!!!!!!部長の日常見てみたいです!

 

いろいろ! 上國料萌衣(4/23)

めーーーーーーっちゃ良かったです!!!!!!

みんなが確実にレベルアップしてて、本当にBEYOOOOONDSすごいなと思いながら見ていました。みよちゃんもカッコイイしね🥺りか様もとっても良かった。みんなみんな良かった!!!

アンジュルムのメンバーが良かったってたくさん言ってたから、絶対にネタバレは聞きたくなくて誰のブログも読まないようにしてたんですけど、、いやあ、、良すぎました。

 

 

 #眠れる森のビヨ /骨格@野中美希(4/23)

忙しいスケジュールの中でこんなに完成度と満足度の高い舞台を作り上げたBEYOOOOONDSのみんな。。すごい…。みんな天才だ…。

美味しいものをたくさん買ってあげたい

 

 

●SPICE

 

●BARKS

 

 

●WEB ザ・テレビジョン

 

 

 

 

 

 

BEYOOOOONDSメイド服のFSK

通販で購入したBEYOOOOONDSのメイド服のFSKが届いたんだけど・・・・・・

 

こんなことってあるぅ?

 

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いっちゃんと里愛ちゃんを間違えて注文してたようです。いっちゃんゴメンよ💦