えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

『眼鏡の男の子』のヒロインは誰なのか?

実はLIVE BEYOOOOOND1Stの寸劇ではセリフで一点だけ違和感があった所がありまして、それが、3曲目『文化祭実行委員長の恋』への導入部分の寸劇で、西田さんが桃々姫を「ねぇ、ヒロイン」って呼ぶこと。というのも、やっぱり私の中では『眼鏡の男の子』のヒロイン(=女主人公)は山﨑夢羽さんなんですね。

 

偶然見かけた相手に一方的に恋をし、友達に相談しては勝手に凹んだり盛り上がったり、トキメいて、失恋して、ズッコけて ・・・。『眼鏡の男の子』曲中の夢羽さんは実にドタバタと生命力に溢れているじゃないですか。これぞまさに青春。大人になってから振り返ったら詳細は全然覚えてないのに「あの頃はなんで毎日あんなに楽しかったんだろ?」って思い返すヤツですよ。

 

ちょうど先日発売された『ダ・ヴィンチ』のハロプロ特集内で、犬山紙子さんがハロプロの好きな曲に『眼鏡の男の子』を挙げて、「女の子主体の女の子が楽しいやつ!!」とコメントされていました。まさにこの楽しい世界観の中で「ヒロイン」になる必要条件というのは、王子様と結ばれることじゃない。男から選ばれることなんかじゃない。フラれても「私の何が悪かったのかな・・・」なんて内罰的に考えるんじゃなくて「たいしたことないじゃん!」と負け惜しみを言い放つぐらい、恋も日常も自分が主役の人生を生きていること。つんく♂の言葉を借りるなら「自分名義の恋」をしていることだと思うんですよ。

 

 

だからやっぱり誰よりも生き生きとしたポジションの夢羽がヒロインだと思うんですよね。もちろん基本的にはBEYOOOOONDSの全員が主役で全員がヒロインだとは思っていますよ。実際この『眼鏡の男の子』ユニバースの中でも視点を変えれば別のメンバーがヒロインとなった物語が立ち上がります。『文化祭実行委員長の恋』では桃々姫が、『恋のおスウィング』では島倉お嬢様がヒロインとなりますから。

 

そういった意味では、件の寸劇は『文化祭実行委員長の恋』の導入部なんで、それで桃々姫をヒロイン呼びしているとも考えられるのですが、この寸劇時点ではまだ『文化祭~』の内容が明かされる前だからやっぱり違和感があるなと思った次第でありました。

 

 

 

■『眼鏡の男の子』の顔芸が好き

私が感じている『眼鏡の男の子』という曲の大きな魅力は、メンバーのいろんな表情が見られることです。基本的にはアイドルソングって可愛く笑っているか、クールに決めているか、勇ましくドヤってるか、蠱惑的に微笑んでいるか、一曲の間はそのどれかになりがちじゃないですか。でもストーリー仕立てになっている『眼鏡の男の子』の場合、その物語の進行に沿って、怪訝、驚愕、悔しいと、とにかく普通のアイドルソングの歌中じゃあり得ないような表情を、たくさん見ることができます。私はそれが好きだし、この曲のステージを何度見ても飽きない理由の一つなんだなと。

 

顔芸で言うとやっぱり演技力が光るのは高瀬くるみさん。あと島倉お嬢様の変顔もたいがいですよねw あのギャップは素晴らしいと思います。