えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

和田彩花さん卒業発表

アンジュルムおよびハロプロのリーダー・和田彩花さんがblogで卒業を発表されました。
和田彩花blog あや著 みなさまへ


気持ちの籠った名文ながら、やはりその決断の前提にはファンには伝えることができないことも多く、受け取ったものが正しいという確証は得られず、少しモヤモヤとはします。特に感じるのはこの部分
>「アンジュルム」は、私がグループから抜けたとき(オリジナルメンバーがいなくなり)本当の意味でアンジュルムになると考える自分がいました。スマイレージからアンジュルムに改名した意味作用がここで働くのだと。
「意味」と言われても、どういう理由で改名したのかそもそもの所で私は未だに納得がいってないのです。


私はグル−プのために個人の人生の一部が犠牲になることが必ずしも間違っているとは思いません。それは例えば会社だって部活だって同じことですから。また一定の年齢でリタイアが推奨されることも一つの見識かとは思います。特にアイドルの場合、その特性上プライベートな領域での制約が多く、それが一般的な人生設計と干渉する場合も多いでしょうから。


ただそのグループの根幹に関わる問題(例えば改名)に関して、あまりにアンコトローラブルな状態であると、そこに人生をかけている人ほど、自身の尊厳が毀損されているように感じるのではないかと思うんです。大雑把に言って、コントローラブルな領域を広げていくことこそが、人にとっての成長であり、仕事におけるキャリアアップというものですから。それを突然否定されるのは辛く悔しいことでしょう。突如突き付けられた路線変更が納得できるものであったならまだしも、どうにも飲み込み難い理不尽に思えるものであった場合、その置かれている状況やグループに身を捧げて邁進することは非常に難しいだろうと思うのです。


本来的には、私はグループを率いるメンバーには30歳になってもアイドルグループの一員でいて欲しいのです。かつて中澤さんが卒業を決めた時にも、道重さんが卒業を発表した時にも、嗣永さんが旅立った時にもそう思っていました。ただスマイレージからアンジュルムへ改名したこと。それをオリジナルメンバーの発案とされたこと。ハロプロリーダーの立場から眺めたカントリー・ガールズへの不可解な施策。そういったことが相次ぎ、それに翻弄されるメンバーを先輩という立場でケアする状況の中で、それでも和田さんに30歳まで続けて欲しいとは言えません。そういった状況の中での、これまでのグループへの貢献に、そしてまだ一年そのために力を尽くしてくれることに、むしろ感謝し、ただただ頭が下がる想いなのです。


もしかしたら、私自身がハロプロに対し理不尽だと感じたいくつかのことへの恨み言を和田さんの心情に仮託しているだけかもしれませんが、それが今の私の正直な感想です。