えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

Netflix映画

Netflix映画の感想です。ネタバレはあります。

 

■『スペクトル』

米軍特殊部隊が赴任先の中東で正体不明の見えない敵に襲われて…。まぁ、ストーリーの枠組みは『プレデター』で、主人公は現場で頑張る科学者さんにして汗臭さは少し緩和。謎を解明しDIYで特殊兵器を作り出すぞ! 『TAU』とか『TITAN』と同系列の、ネトフリ得意のB級映画をA級並みの予算で撮ってて絵面はやたら豪華!というヤツ。

 

最初は反発してたヒロインと共闘しながら徐々に距離を縮めたり、子供を救出して同行させたり、ここからは反撃開始だYeah!なノリだったりと、ジャンル映画のお約束を丁寧になぞっているんだけど、どっちかと言えばNetflixオリジナル映画にはそういう既存の型から外れた作品こそを期待したいところ。

 

対スペクター用のプラズマガンと特殊スーツのガジェット感が、ストームトルーパーとか『人狼』のプロテクトギアみたいでアガります。

 

 

■バード・ボックス

追いつかれたら死ぬ『イッツ・フォローズ』、音を出したら死ぬ『クワイエット・プレイス』に続く「~したら死ぬ」系の特殊ルールホラー映画。今回は見たら死ぬ。その異常事態発生直後の籠城群像劇と、その5年後の親子脱出劇が交互に描かれます。

 

恐怖の対象を描かず、それを見た人間の変容で恐怖を描き出す演出はあれこれとイマジネーションをかき立ててなかなか秀逸。でもビジュアルがない分やっぱり地味w  あと視界を塞いだ状態でのアクションは、さすがに緩慢になるか無理が出るかではあるなと。だって目隠ししたまま子供を両脇に抱えて林の中をダッシュしたりするんだもの。サスペンスというより「危なぁぁい!」という気分でハラハラしますわw

 

 

Netflixじゃないけどこちらも

 

 

■『東京喰種』

悪くなかったです。キャラクター的デザインがマスクだけなので全身衣装の『JOJO』や『鋼の錬金術師』みたいにコスプレ感少ないし、現代日本が舞台なので『テラフォーマーズ』や『進撃の巨人』みたく背景をフルCGにする必要がない。能力も触手だけなので、CGもショボく見えない。クオリティを維持するためには できないことには手を出さないってことも大切だなと。

 

窪田君のクセのある容姿もあって、爬虫類っぽい動きを駆使したアクションは新鮮でした。ちゃんと触手の重さを感じさせたし。『シビル・ウォー』で初めて見たブラックパンサーのアクション(野性味があってしなやか)と同じで、動きにちゃんと独自のキャラクター性が乗っているんですよね。

 

女性陣は蒼井優が演じるリゼの「オタクが憧れる黒髪ロングの読書好き女性」から「エロ怖い化け物」への変貌っぷりは見応えアリ。 ただ物語冒頭に出た彼女のインパクトが強過ぎて、清水富美加が演じるメインヒロインがかなり割を食った印象。それは原作でもそうだから仕方がないけど・・・。