えだは

モー神通信のTKです。ほんばんは。

10期加入

これまで、誰かの卒業公演と新メンバーの合流というのを一緒にするのはあんまり好きではなかったんだけど、これによって新メンバーたちは「デビューは武道館でした!」とも言えるし(今は卒業公演とかでないとなかなか大きな会場は使えないしね)、またその新入メンバーが卒業する際には「思い出の武道館で卒業」ということもできるわけだから、悪くはないんだなと、今日の『ハロプロTIME』を見ていて改めて思いました。


今までは「今の状態での最後のコンサートに集中したい」という意識が強かったから、新メンバー加入がコンサートのノイズのように思えてたんだけど、やっぱこれを含めて今なんだなと。


あとこのタイミングで加入した10期は、初参加するモー娘。としてのツアーは次の春だろうから、曲やダンスを覚える時間にある程度猶予があって良かったですね。ごっちんとか5期とかは夏に参加してすぐ秋ツアーって感じでめちゃめちゃ大変そうだったし。


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武道館

アリーナAブロックという前方の席だったのですが、メインステージ横幅よりもさらにサイド側の席で、かなりの角度でステージを見ることに。ごくたまにメンバーがステージ脇の通路まで来て、目の前に来てくれることがあったのですが、不運にもそのタイミングで自分とメンバーの間に撮影用クレーンが来たりすると、本当に悲しい気持ちになるんですね。なんかこう、世界から否定されたような気持ちに…


少しでも見えないかなと、クレーンの下を覗き込むと、そこには同じようにクレーンの下からこちらを覗きこんでいたメンバーと目が! 普段目線をもらうことにさほどこだわるタチではないのですが、これには感激しました。だって、ステージ上のメンバーだって普通に視界に入るファンを見るだけで普通はいっぱいいっぱいじゃないですか。視界いっぱいにパノラマで客席はあるんだし。しかもパフォーマンスしながらなんだから。なかなか見えてない部分の向こう側にも客がいることまでは思い至らないと思うんですよ。それがわかってるからこちらも悲しいけども、仕方がないなと諦めていたわけですから。


だけどそのメンバーはクレーンの向こう側にいる人間の気持ちを思いやって、わざわざ屈みこんで気持ちを届けてくれた。あの、高橋愛の卒業に臨んだ大きな会場の中ではそれはほんの小さな、些細なことですけど、でも加入や卒業といった大きなうねりに負けない鮮やかな感動を私の胸に残してくれたのでした。




譜久村聖



本当に性根の優しい素敵な子だと思います。